【スプリンターズS】香港馬ビクターザウィナーはモレイラと新コンビで参戦「熟知している」

AI要約

香港馬ビクターザウィナーがスプリンターズS(G1)に新たにジョアン・モレイラ騎手とコンビを組むことが決定。

シャム師は馬の状態面に満足し、モレイラ騎手に対して全幅の信頼を寄せている。

モレイラ騎手とのコンビで、香港から来日し日本のスプリントG1制覇を目指すビクターザウィナー。

【スプリンターズS】香港馬ビクターザウィナーはモレイラと新コンビで参戦「熟知している」

 スプリンターズS(G1、芝1200メートル、29日=中山)に参戦する香港馬ビクターザウィナー(セン6、C・シャム)は新たにジョアン・モレイラ騎手(40、ブラジル)とコンビを組むことがわかった。12日、香港の地元紙「サウスチャイナモーニングポスト」電子版が伝えている。

 ビクターザウィナーはこの日、シャティン競馬場でバリアトライアル(レース形式の調教)に出走。管理するシャム師は「まだ100%ではないが、日本でもう1回、(追い切りで)芝を走れば完璧になるだろう」と状態面を満足げに語り、「モレイラは競馬場を熟知しているし、日本の競馬も馬たちのことも知っている。それに、当然だけど、彼は素晴らしいジョッキーです」と、その手綱さばきに全幅の信頼を寄せている。

 ビクターザウィナーはカーチュン・リョン騎手を背に1月のセンテナリースプリントCでG1初制覇を果たし、3月の高松宮記念で初来日。持ち味のロケットスタートを決め、3着に粘り込んでいる。12日のバリアトライアルもリョン騎手が騎乗していた。安田記念をロマンチックウォリアーで制したシャム厩舎が、日本のスプリントG1制圧へマジックマン起用の勝負手を打ってきたことになる。先月札幌の「ワールドオールスタージョッキーズ」で9年ぶり2度目の優勝を果たし、“雷神”の呼び名で香港でも人気を誇ったモレイラ騎手が秋のG1シーズン初戦、日本馬の前に大きく立ちはだかることになりそうだ。