【別府競輪(ナイター)FⅠ西スポ杯】A級決勝は増原正人が同期・小玉拓真の4番手捲りを差して2年ぶりV

AI要約

別府競輪・最終日で行われた西スポ杯のA級決勝では、増原正人が小玉拓真を差し切り優勝。同期の絆が光る一戦となった。

増原は号砲で好スタートに成功し、小玉を中団に迎え入れ、決定打を放った。小玉も番手捲りで追い上げたが、増原が鋭脚でゴールを制した。

増原と小玉は中国勢の同期で、お互いに相手を称える姿が見られた。今後もお互いに切磋琢磨していく決意を固めた。

【別府競輪(ナイター)FⅠ西スポ杯】A級決勝は増原正人が同期・小玉拓真の4番手捲りを差して2年ぶりV

<8日・別府競輪・最終日>

 西スポ杯のA級決勝は、増原正人(41)=広島・98期・A1=が、1半4番手から捲った小玉拓真を差し切って1着。2022年11月豊橋以来の優勝を手にした。

 まさに同期の絆が光った一戦となった。小玉、増原の車番は「3と5」。ライン3分戦で後ろ攻めが濃厚だったが、増原が号砲で好Sに成功し、小玉を中団に迎え入れた。結果的にこれが決定打。車間を切って番手捲りを放つ本郷雄三に対して、サラ脚で4番手を回れた小玉が猛然と1半4番手捲り。そして好追した増原がゴール前で鋭脚を爆発させた。

 「同期の小玉君のおかげ。前が車間を切っているのに仕掛けてくれた勇気に感謝ですよ」と興奮気味に話すと、ちょうどそこに小玉が登場して「いや、もうSを取ってくれたのが本当に大きかったです」とにっこり。中国勢の同期ワンツーで写真に納まると、増原は「今度は俺がおまえのために頑張る。任せてくれ」と力強く胸を叩いていた。