【大学野球】和歌山大・近藤陽樹147球12K完封!「楽な方に逃げなくなった」8連勝で優勝まっしぐら

AI要約

和歌山大が阪南大に2連勝し、勝ち点を重ねた。先発の近藤陽樹投手が147球の完封を果たし、粘投で勝利へ導いた。

島龍成が前日の初戦でも好投し、チームは8連勝目指す闘争心を燃やす。その成長過程が見える。

自身の成長とチームへの貢献を糧に、春超えの成績を目指す和歌山大の姿勢。

【大学野球】和歌山大・近藤陽樹147球12K完封!「楽な方に逃げなくなった」8連勝で優勝まっしぐら

◆近畿学生秋季リーグ戦 ▽第2節2回戦 和歌山大2―0阪南大(8日・大阪シティ信用金庫スタジアム)

 和歌山大が阪南大に連勝し、勝ち点を重ねた。先発の近藤陽樹投手(4年=市和歌山)は緩急を織り交ぜ、147球の完封。粘投で勝利へ導いた。

 最後の打者を空振り三振に仕留めると、グラブをたたいて笑みをこぼした。「一番自信がある」と話す直球を軸に12奪三振。「下級生の頃から球数は多く投げていたので」と147球を要したが、最後まで球威が衰えることはなかった。

 7日の同カード初戦では、島龍成(4年=履正社)が2失点完投で勝利をたぐり寄せた。同学年左腕の好投には「(阪南大戦から)チームで8連勝しようと話していた口火を龍成が切ってくれたので、そこは刺激をもらった」と闘争心が着火。笑顔で野手陣に声をかける姿とは別に、1―0の4回1死満塁を切り抜けた際には力強く拳を握ってほえる姿があった。

 6月の全日本大学野球選手権は2回戦敗退。自身も登板機会を経て「楽な方に逃げなくなった。監督とも話して、しんどくても腕を振って勝負するように」と収穫を得た。春の悔しさと秋までの成長。全てを糧に、チームを春超えの成績へと導く。