2005年大会以来となるアメリカ人対決の準決勝でフリッツがティアフォーにフルセット勝利 [USオープン/テニス]

AI要約

USオープンの男子シングルス準決勝で、テイラー・フリッツがフランシス・ティアフォーを破り、キャリア最大のタイトルに王手をかけた。

テイラー・フリッツは11年連続出場の選手で、昨年の大会では初の準々決勝進出を果たしていた。

フリッツは今大会でベレッティーニやズベレフを破り、四大大会4強入りを果たしている。

2005年大会以来となるアメリカ人対決の準決勝でフリッツがティアフォーにフルセット勝利 [USオープン/テニス]

 シーズン最後のグランドスラム大会「USオープン」(アメリカ・ニューヨーク/本戦8月26日~9月8日/ハードコート)の男子シングルス準決勝で、第12シードのテイラー・フリッツ(アメリカ)が同じ26歳で第20シードのフランシス・ティアフォー(アメリカ)との地元勢対決を4-6 7-5 4-6 6-4 6-1で制してキャリア最大のタイトルに王手をかけた。試合時間は3時間18分。

 USオープンでアメリカ人同士が同種目の準決勝を戦ったのは、アンドレ・アガシ(アメリカ)がロビー・ジネプリ(アメリカ)に勝った2005年大会以来だった。

 同大会に11年連続出場(2014~15年の予選敗退を含む)の出場となる26歳のフリッツは初めて3回戦を突破した昨年の大会で準々決勝に進出し、ノバク・ジョコビッチ(セルビア)に1-6 4-6 4-6で敗れていた。

 パリ五輪で3回戦敗退に終わったあとUSオープンシリーズ2大会でプレーしたフリッツは、シンシナティ(ATP1000/ハードコート)で初戦敗退を喫するなど1勝2敗の戦績で今大会を迎えている。

 この結果でフリッツは、ティアフォーとの対戦成績を7勝1敗とした。グランドスラム大会では2022年1月にオーストラリアン・オープン(オーストラリア・メルボルン/ハードコート)の2回戦で顔を合わせ、フリッツが6-4 6-3 7-6(5)で勝っていた。

 今大会でのフリッツは1回戦でカミーロ・ウーゴ カラベリ(アルゼンチン)を7-5 6-1 6-で、2回戦でマッテオ・ベレッティーニ(イタリア)を6-3 7-6(1) 6-1で、3回戦でフランシスコ・コメサーニャ(アルゼンチン)を6-3 6-4 6-2で、4回戦で第8シードのキャスパー・ルード(ノルウェー)を3-6 6-4 6-3 6-2で、準々決勝ではアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)を7-6(2) 3-6 6-4 7-6(3)で破って初の四大大会4強入りを決めていた。

 フリッツは最終ラウンドで、第1シードのヤニク・シナー(イタリア)と対戦する。シナーは準決勝で、第25シードのジャック・ドレイパー(イギリス)を7-5 7-6(3) 6-2で下して勝ち上がった。