【RISE】ONEでも強烈な印象残した麻火佑太郎「僕がコリンズ選手の勝ち方教えます」

AI要約

麻火佑太郎が今大会でRISE世界スーパーライト級王者チャド・コリンズと戦う意気込み。

麻火は周囲の反応を気にせず自身のスタイルで戦い、成長を遂げていることを語る。

麻火はペトロシアンを手本にし、シャドーボクシングでディフェンスの練習を行っている。梅野源治からもアドバイスを受けて積極的な姿勢を示す。

【RISE】ONEでも強烈な印象残した麻火佑太郎「僕がコリンズ選手の勝ち方教えます」

 いよいよ8日に神奈川・横浜BUNTAIで「RISEワールドシリーズ2024横浜大会」(ABEMAで独占生中継)が開催される。今年4月の「ONEフライデーファイツ58」で強豪セクサン・オー・クワンムアン(タイ)とムエタイで対戦し、判定3-0で完勝して一気に注目度を高めた麻火佑太郎(25ーPHOENIX)は、今大会ではRISE世界スーパーライト級王者チャド・コリンズ(29=オーストラリア)と戦う。希望していた一戦を前に麻火は何を思うのか。以下、一問一答。

 -地元(長野)で長らくテコンドーをやってきた

 「自分と他の選手では違うスタイルがあるので、これからも自分のスタイルで上に行きたいので変わらず蹴り技を使っていきます」

 -チャド・コリンズ戦が発表され、周囲の反響は

 「やっぱり負け予想は多いんですけど、あまり周りの意見は気にしないですし、下馬評が不利というのはセクサン戦で慣れたのであとはやるだけですね」

 -セクサン戦で周囲を気にしないようになった?

 「元々気にするタイプではなくて、見なければいいかなと思っています。でも今の時代SNSがあるので、言われてもしょうがないんですけど、結果で見せればいいかなと思っています」

 -SNSを見ないようにしているんですか

 「自然と毎日、毎日必死にやっていたらあまりSNSを見なくなって、とにかく自分の目の前のことに集中してやっています」

 -麻火選手がチャド・コリンズ選手に勝てる根拠は

 「僕のスタイルは他の日本人にはないスタイルですし、チャド・コリンズ選手はムエタイスタイルだったり足のステップを使わない日本人選手に勝ってきているので、僕がチャド・コリンズ選手の勝ち方を皆さんに教えます(笑い)」

 -今までのチャド・コリンズ選手は相手を削ってくる戦い方をしています

 「セクサン選手よりも圧力が強いと思いますし、自分が想像している以上のものがあると思いますが、僕も日に日に成長している自覚があります。今は対峙した時の楽しみの方が大きいので、上手くいなして自分のスタイルで戦いたいです」

 -自身のスタイルで、イメージしている選手は?

 「いろんな選手を見てきて、長野にいた時からずっと参考にしてきたのはペトロシアン選手です。攻撃をもらわずに当てるサウスポーっていうのが自分の理想なんですけど、ペトロシアン選手が持っていないものも僕は持っているので、いろんなものをミックスしながらもらわずに当てるというスタイルを極めたいです」

 -もらわず当てるディフェンスの練習はどのように?

 「シャドーボクシングをひたすらやっています。なあなあにしてやる人もいますが、僕はシャドーが1番大事だと思っていて、そこでできない動きは試合でもできないですし、ディフェンスを意識しながら徹底して行っています」

 -ジムの先輩である梅野源治選手からアドバイスは

 「梅野選手は、強い選手だけど勝ったら大きいよねと言ってくれています。自分はまだ知名度もないですし、SNSもキャラクターがあるわけではないので、しっかりと強い選手に勝っていく事で自分の価値を上げていきたいです。梅野さんのような世界に羽ばたける、世界を獲れるような選手になりたいです」

 -チャド・コリンズ戦は麻火選手がリング上で対戦を要求して実現しました

 「チャド・コリンズ選手の名前は昨年の大田区での試合後の勝利者インタビューでも出させていただいていたのですが、ずっと戦いたい相手だったけど自分がまだその位置にいけてなかったというのがあって、すごく悔しかったです。この1年間、本当に目の前の試合を積み重ねていった結果こうして試合が決まったので、やっとこの位置まで来れたんだなと思いました」

 -麻火選手の話し方や言葉づかいに知性を感じます

 「学校の成績は全然良くなかったですし、全く頭が良くないのでそういうイメージを持っていただけるのはプラスなことなのでうれしいです。だけどバカだからこそ一生懸命格闘技と向き合うことができています」

 -格闘技に関しては理詰めで考えますか

 「6歳から空手やテコンドーをやっていく中で『センスがあるね』と言ってもらえることが多かったんですけど勝てないことがあって。センスがあるだけではなくて毎日コツコツ積み上げて来た人が強いなというのを感じました。センスがあるというのは褒め言葉ではないと思っていて『「強いね』と言われないと格闘家として意味がないと思っているので、そこだけを意識しています」