【ソフトバンク】最下位西武に零封負けで3連敗 見えない出口に小久保監督「見ての通り」

AI要約

ソフトバンクは連敗を重ね、日本ハムとの差が広がる中、打線の援護不足が目立つ試合で0-1で敗れる。

有原の好投も実を結ばず、チーム状態は依然低迷。特に打線は好機を作るものの得点に結びつかず。

小久保監督も淡々とした表情で状況を受け入れる姿勢を見せ、改善を迫られる状況が続く。

【ソフトバンク】最下位西武に零封負けで3連敗 見えない出口に小久保監督「見ての通り」

 Vロードの最中に迷い込んだ〝ラビリンスの出口〟はどこにあるのか──。

 ソフトバンクは6日の西武戦(みずほpaypay)に0―1で零封負けを喫し、今季5度目の3連敗となった。2位・日本ハムが勝利したためマジックは「15」から変わらず。

 前カードの日本ハムとの2連戦で連敗。特に2戦目は9回に6点を奪われて逆転負けを喫した。オスナに代わり守護神を務めていた松本裕が離脱と、今季ワーストとも言えるチーム状態はこの日も上がらないままだった。

 ここのところ不調にあえいでいた有原が8回1失点の好投。救援陣に離脱者が相次ぐ中で長いイニングを投げ切るなど、持ち味を活かした投球を披露した。

 エースの復調はチーム上昇のきっかけには十分だが、それは試合に勝てばの話である。

 この日は打線が再三の好機を作りながら有原を援護できなかった。初回は二死満塁で正木が一邪飛に倒れ無得点。3回、4回も走者を三塁まで進めたが、相手先発・渡辺勇の前にあと一本が出なかった。

 4回までに8残塁の拙攻。これで流れを手放した打線は相手の救援陣からも得点を奪えず。8回には元同僚の甲斐野から一死一、二塁と長打が出れば逆転の場面を演出したが、正木、柳町が連続三振で凡退。結局このまま敗れ、今季10度目の完封負けを喫した。

 試合前時点で15勝5敗とお得意さまにしていた最下位相手に黒星。小久保監督は淡々とした様子で試合後「まあ、見ての通りです」と言葉少なだった。

 日本ハムとは8ゲーム差離れているとはいえリーグ戦、さらにその先を見据えても今のチーム状態が続くようではうかうかしていられない。