2位日本ハムと8ゲーム差、優勝マジックは5日連続で足踏みも…3連敗に焦る必要はないソフトバンク
ソフトバンクは1-0で西武に敗れ、日本ハムとの差が8ゲームに縮まった。
日本ハムは5位オリックスにサヨナラ勝ちし、優勝マジックは15のままの状況。
王球団会長は他のチームより優れているからこそ、トップでゴールすることが目標だと語った。
◆ソフトバンク0―1西武(6日、みずほペイペイドーム)
1点を追う9回。最後の打者となった今宮が右飛に倒れると、金曜のナイター開催にもかかわらず珍しく空席が目立った本拠地のスタンドからは大きなため息が漏れた。
そのわずか1分後だ。遠く離れた北海道では2位日本ハムが5位オリックスに押し出し四球でサヨナラ勝ち。同点で迎えた9回は1本も安打が出ず、4四球(1申告敬遠を含む)を選んで劇勝を収めたところに、今の日本ハムの勢いを感じる。
これで日本ハムとの差は8ゲームに縮まった。優勝マジックは5日連続の足踏み状態で15のまま。その間、試合のなかった日が2日あったが、4年ぶりのペナント奪取へ順調に歩を進めてきたチーム的には相当ストレスを感じているはずだ。
ただ、焦る必要は全くない。確かに、チームは前カードの日本ハム戦から3連敗となったが、3連敗は後半戦に入って初めてのことだ。球宴以降は19勝15敗と勝ち星が伸び悩んでいることも事実だが、それでも2位以下にこれだけの大差をつけて今の位置にいる。
帰路に就く王球団会長も言っていた。「(シーズンは)1年やるんだから。他のチームより良かったから、この順位にいるんだよ」。目標は独走Vではなく、どんな形でもトップでゴールすること。個人的には最後までハラハラ、ドキドキする展開の方が面白い。
(石田泰隆)
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