大谷敬遠→ベッツ怒りのHRで「どうすればよかったんだ?」 痛恨被弾のエンゼルスに米同情の声

AI要約

米大リーグのドジャースがエンゼルス戦で大谷翔平を敬遠し、ベッツが3ランを放って勝利。

ドジャースの上位打線には3人のMVP受賞経験者がおり、エンゼルスには“究極の選択”が迫られた。

大谷にもベッツにも敬遠の場面があり、ベッツが勝負強さを見せつけて話題に。

大谷敬遠→ベッツ怒りのHRで「どうすればよかったんだ?」 痛恨被弾のエンゼルスに米同情の声

 米大リーグのドジャースは3日(日本時間4日)、敵地で行われたエンゼルス戦に6-2で勝利した。大谷翔平投手にとって、古巣の本拠地で行われる初めての公式戦として注目されたこの試合。勝負を分けたのは延長10回、大谷を敬遠した直後にベッツが3ランを放った場面だった。MVP経験者が並ぶドジャースの上位打線。米ファンからは「じゃあどうすればよかったんだ」ともはや相手に同情する声も上がっている。

 2-2で延長に突入。10回にドジャースはロハスの適時打で1点を勝ち越し、なお2死二塁。ここでエンゼルスベンチは大谷を申告敬遠し、続くベッツとの勝負を選択した。ベッツはコントレラスの初球、やや内寄りのスライダーを左翼席へ運ぶ15号3ラン。役者の違いを見せつけた。

 この場面、ドジャースの地元局「スポーツネット・ロサンゼルス」は「1人のMVPを敬遠しても、もう1人と対戦しなければならない」と実況。上位に大谷、ベッツ、フリーマンとリーグMVP受賞経験のある打者が3人並ぶドジャース打線の恐ろしさを伝えている。

 米放送局「FOX」のMLB専門アカウントが、X(旧ツイッター)上にこの場面の動画を投稿すると、米ファンからは「どうすればよかったんだ? ドジャースは1、2、3番打者として3人のMVPを買ったんだ。彼ら全員を無傷のまま乗り切るのは難しいよ」「今日はオオタニに打たれるのとベッツに打たれるのでは、どちらがもっと(エンゼルスが)傷つくかの違いだったのかもしれない」とこの“究極の選択”に対する意見が殺到した。

 日本のファンからは「“フリーザと対戦したい”から悟空を敬遠するようなもの」という意見もあった。米メディアによると、ベッツにとって前の打者が敬遠されたのは2016年以来8年ぶり。感情を露わにした“怒りの3ラン”が話題になった。