【デスク便り】明日の川崎で行われる「女郎花賞」が読めなくて…レース名に勉強の日々です

AI要約

競馬の知識に地名の読み方まで幅広く求められる日常風景が描かれる。

新聞記者の知識不足を悔いつつも、競馬レース名に隠された意味や言葉の魅力に気づく瞬間。

地方競馬の独創的なレース名や花の名前が込められたレース名に触れ、日々の勉強の大切さを認識する。

【デスク便り】明日の川崎で行われる「女郎花賞」が読めなくて…レース名に勉強の日々です

 不来方賞の余韻醒めやらぬ水曜日です。「サンライズジパング強かったですね」「ユタカさん(武豊騎手)、さすがやったな」「フジユージーンも頑張りましたよね」などと会話していると、Kデスクが「でも、俺も『こずかた』、読めんかったわ…」とポツリ。地名は読める読めない、知ってる知らないの地域差が激しいです。

 「でも、新聞記者たるもの、なんでも知っているようじゃないと」。心の中でそう思いながら、明日(5日)の各地の競馬番組を見ていて、手が止まりました。

 「女郎花賞」。

 競馬のレース名は、競馬を楽しむファンにその知識を問うような、知識を与えるような、そんな意味があるのではないかと感じることがあります。

 「じょ、女郎花?」。

 副題に「花言葉は忍耐」とあるので、花の名前だと思うのですが、読みがわからない…。

 「読めんわ…」(競馬担当のKデスク)。「じょ、じょ? いや…、にょ? にょろう?」(レイアウト担当のK記者)。

 これはアカンと思って、ベテラン整理部デスク(紙面で見出しを決める&考える人)のKデスクに「Kさん、これ読めます?」と聞くと、「ああ、『オミナエシ』ね」と即答。「おおっ」。新聞社で働く人間はこうでなきゃ、と尊敬のまなざし。そして、自身の知識のなさを反省です。

 地方競馬は各主催者が協賛レースを募集していて、ユニークなレース名、思いのこもったレース名を見つけることがあります。翌日に各競馬場で行われるレース名を見ているだけで、クスッとなることもあって、楽しいです。

 ゲラ(新聞ができあがる前の刷り物)を見ていて、明日は園田でコスモス賞があって、名古屋で秋桜賞があることにも気付きます。毎朝、新聞をめくるたびに勉強、勉強です。

 【競馬デスク@大阪中之島】