井上尚弥がドヘニー戦から一夜明け会見 次戦12月予定 2週間休む予定も父「2日の間違いでしょ?」

AI要約

井上尚弥が2度目の4団体王座防衛から一夜明けて会見。試合内容や次の防衛戦の意気込みを述べる。

井上は試合ダメージはないとし、試合の分析や次の試合への意欲を示す。

次戦は12月にサム・グッドマンとの防衛戦が有力。井上は精神的な疲れもあると語り、真吾トレーナーとの掛け合いも笑いを誘う。

井上尚弥がドヘニー戦から一夜明け会見 次戦12月予定 2週間休む予定も父「2日の間違いでしょ?」

 プロボクシング世界スーパーバンタム級4団体統一王者の井上尚弥(31=大橋)が2度目の4団体王座防衛から一夜明けた4日、横浜市内のジムで会見した。東京・有明アリーナで行われた試合は挑戦者でWBO同級2位のTJ・ドヘニー(37=アイルランド)が腰を負傷し、7回TKO勝ち。会見の冒頭、大橋ジムの大橋秀行会長は「試合内容は1回からプレッシャーをかけて100点に近かった」と称賛した。

 傷一つない顔で会見した井上は、前夜はあまり寝つけなかったと明かしたが、試合のダメージは「ないです」ときっぱり。映像を見返して「陣営の作戦通り、慎重に冷静に徹底してできていた」と自身を評価し、「まだそこまで分析できていないが、(ダウンした東京)ドームでの1ラウンドから、ああいう形になった」と慎重だった序盤について説明した。父・真吾トレーナーも「慎重に丁寧にやってくれたのでよかったと思う」と合格点を与え、「(ドヘニーの)ダメージの蓄積でああ(7回TKO)なった。いい試合だった。いいタイミングで当たりかけていたパンチもあって、ずっと怖かった」と分析した。

 次戦は12月に国内でIBF&WBO1位のサム・グッドマン(25=オーストラリア)との防衛戦が有力。井上は「今回、最終的なフィニッシュシーンは不完全燃焼に終わったが、次は12月に短いスパンでできる。そこに向けて気持ちを高めていきたい」と今年3試合目へ意欲を示した。「体力的には問題ないが、精神的な疲れもある」と今後は2週間休む予定と明かすと、真吾トレーナーは「2日の間違いでしょ?」と突っ込んで笑いを誘った。