井上尚弥のTKO防衛に父・真吾トレーナー「自分は満足」

AI要約

井上尚弥が世界スーパーバンタム級タイトルマッチでTKO勝利し、4団体統一王者としてタイトルを守った。

試合は井上の後半勝負の計画が功を奏し、相手が腰を負傷して棄権し、井上の勝利となった。

井上の父兼トレーナーは、相手を過小評価せず、井上は丁寧に頑張ったとコメントした。

井上尚弥のTKO防衛に父・真吾トレーナー「自分は満足」

◆プロボクシング ▽WBA、WBC、IBF、WBO世界スーパーバンタム級(55・3キロ以下)タイトルマッチ12回戦 ○統一王者・井上尚弥(TKO7回16秒)WBO同級2位TJ・ドヘニー(3日、東京・有明アリーナ)

 世界4団体スーパーバンタム級統一王者・井上尚弥(大橋)が、7回TKO勝ちで、同級2位TJ・ドヘニー(アイルランド)の挑戦を退けた。WBC、WBOは3度目、WBA、IBFは2度目の防衛に成功した。

 パワーを武器とする37歳のドヘニーに対し、序盤は慎重に入り6、7回からギアを上げて後半勝負を計画。ドヘニーが腰を負傷し棄権する思わぬ形で試合は終わったが、父・真吾トレーナーは「もともと周りが言っているほど井上家は過小評価していなかった。(相手は)尚弥との対戦で人生をかけてくるぐらいだと思っていた。丁寧に、丁寧にと口酸っぱく伝えていて、尚弥はその通り丁寧に頑張ってくれたので自分はもう満足ですね」と内容に納得した様子だった。