比嘉大吾「引退か」の問いに「楽しい10年間でした…やりきった。悔いはなし」僅差判定負け

AI要約

WBO世界バンタム級1位比嘉大吾が約6年5カ月ぶりの世界王座返り咲きに失敗し、武居由樹に判定負け。

比嘉は引退を表明し、試合を振り返って楽しい10年間だったと語った。

比嘉は18年4月にWBC世界フライ級王者として臨んだ試合で体重超過により王座剥奪されており、今回が約6年5カ月ぶりの世界戦で完全燃焼した。

<プロボクシング:WBO世界バンタム級タイトルマッチ12回戦>◇3日◇東京・有明アリーナ

 WBO世界バンタム級1位比嘉大吾(29=志成)が約6年5カ月ぶりの世界王座返り咲きに失敗した。 同級王者武居由樹(28=大橋)に挑戦し0-3で判定負け。すがすがしい表情で敗戦を振り返った。

 比嘉が、引退を表明した。接近戦に活路を見いだし、11回には左フックでダウンを奪取。ただ最終回に武居の猛攻を浴びた。ジャッジ2人は1ポイント差だっただけに、最終回のポイントが勝敗を分けた。比嘉は「自分の中ではやりきったなという感じがします。楽しい10年間でした」と発言。「引退という気持ちか」と質問されて「自分の中でそうですね。やりきった。悔いはなし」とした。18年4月にWBC世界フライ級王者として臨んだ3度目防衛戦で体重超過により王座剥奪。約6年5カ月ぶりの世界戦で完全燃焼した。