WBO世界バンタム級王者・武居由樹、フェースオフで先手「笑われる前に…」つられて比嘉も笑み

AI要約

プロボクシングWBO世界バンタム級王者の武居由樹が、同級1位の比嘉大吾に先手を取る準備を整えた。

計量をパスし、笑顔でのフェースオフで余裕を見せる武居。

信頼関係を一時封印しての対決、KO決着必至の打撃戦への意気込み。

WBO世界バンタム級王者・武居由樹、フェースオフで先手「笑われる前に…」つられて比嘉も笑み

 プロボクシングWBO世界バンタム級王者の武居由樹(28=大橋)が、同級1位の比嘉大吾(29=志成)に先手を取った。

 比嘉との初防衛戦(9月3日、東京・有明アリーナ)を控え、2日、横浜市内のホテルで前日計量に臨んだ。両者ともにリミット(53.5キロ)から100グラム少ない53.4キロでパスした。

 計量後のフェースオフ(にらみ合い)では先に笑顔を見せ、比嘉もつられて笑う場面も。「笑われる前に先に笑いました。先手をとりました」と“余裕”を見せた。

 もともと2人は一緒に練習した仲間。武居とコンビを組む八重樫東トレーナーは、比嘉を指導する野木丈司トレーナーに現役時代に指導されており、お互いを知り尽くす仲だ。今回はその信頼関係を一時封印してリングで対決するが、コンディションは「バッチリ」と力強い。

 15連続KOを含む21勝中19KO(2敗1分け)のKO率79%を誇る比嘉に対し、武居は9戦9勝(8KO)のKO率88・8%。KO決着必至の打撃戦へ「いつも通りバチっと倒します!」と宣言した。