比嘉大吾「”前科者”は褒められる」充実感からトークも軽く 王者・武居由樹と笑顔のフェースオフ【WBOバンタム級前日軽量】

AI要約

比嘉大吾と武居由樹が前日計量でタイトルマッチの体重制限を一発クリアし、笑顔でフェースオフした。比嘉は6年5カ月ぶりの世界王者返り咲きを目指し、過去の苦い体重超過を乗り越えて準備を整えていた。

比嘉は「前科者」のレッテルを払拭し、計量をクリアした充実感を示していた。武居も体調がバッチリで完璧な仕上がりをアピールし、メインイベント超えの激闘に向けて準備が整っている。

お互いの笑顔から分析すると、比嘉と武居は良い状態で試合に臨んでいることが伺える。準備が整った両者の戦いが楽しみだ。

比嘉大吾「”前科者”は褒められる」充実感からトークも軽く 王者・武居由樹と笑顔のフェースオフ【WBOバンタム級前日軽量】

 ボクシングのダブル世界戦(3日、東京・有明アリーナ)の前日計量が2日、横浜市内で行われ、WBOバンタム級(リミット53・52キロ)タイトルマッチで国内最長ブランクとなる6年5カ月ぶりの世界王者返り咲きを狙う同級1位の比嘉大吾(志成)、王者の武居由樹(大橋)がともに53・4キロで一発クリアした。

 苦い過去を乗り越え、比嘉が笑った。国内最長ブランクとなる6年5カ月ぶりの世界王者返り咲きを狙う29歳が、前日計量をパスした直後の武居とのフェースオフで、王者につられるように表情を緩めた。

 WBCフライ級王者だった2018年4月の防衛戦前に体重超過し、タイトルを剝奪された。日本人世界王者として史上初の事態だった。2階級上げ、ジムも移籍してキャリアを一から積み上げてきた。「”前科者”は(計量をクリアして)褒められるんです」という軽口も、関門を突破した充実感の表れだった。

 お互いの笑顔を「いい状態だと思います」と分析した比嘉。武居も「笑われる前に先手を取りました。(体調は)バッチリ」と完璧な仕上がりをアピール。メインイベント超えの激闘へ、準備は整った。