福岡大の春MVP右腕が完封発進「守備の時間が短くなるように」【九州六大学野球】

AI要約

福岡大の朝吹拓海が九州大を完封し、秋のリーグ戦のスタートを切った。

朝吹投手は多彩な変化球を駆使し、九州大打線を抑え込んだ。

春のリーグ戦最優秀選手の朝吹は、今季もさらなる高みを目指す。

福岡大の春MVP右腕が完封発進「守備の時間が短くなるように」【九州六大学野球】

 ◆九州六大学野球秋季リーグ戦第1週 九州大0―4福岡大(1日、北九州市民)

 春のリーグ戦で最優秀選手賞を獲得した福岡大の朝吹拓海(2年・神村学園)が完封で今季のスタートを切った。九州大打線を散発3安打に抑え、走者を三塁に進められも淡々と投げ続けた。「打たせて取ってテンポよく、守備の時間が短くなるように投げました」。この日の直球は最速147キロ。直球に強い九州大打線に対し、カットボールやチェンジアップなど多彩な変化球を主体に相手打者を打ち取っていった。

 今夏の全日本大学野球選手権では九産大に4失点を喫して敗れた。夏の練習では「上体が突っ込まないように」とフォームの見直しに取り組んできた。

 秋のリーグ戦の開幕戦で完封勝利を挙げたが「無駄な四球もあったし、もっと球数を減らせると思う。来週へ調整していきたい」と試合後も淡々としていた。今季の目標は「春以上」。春の自分をライバルにしてエースはさらに高みを目指す。(前田泰子)