【小倉２歳Ｓ・コメントのツボ】エンドレスサマーがレース史上初の関東馬Ｖへ「広いコースになるのはいい」
新潟千四の未勝利をレコード勝ちしたアーリントンロウ、今週の追い切りは軽めだったが、良い動きを見せる
初戦で上がり３３秒５という決め手を発揮したエイシンワンド、大久保調教師の期待高まる
小倉で新馬勝ちを決めたタマモティーカップ、追い切りでいい動きを見せる
［ＧⅢ小倉２歳ステークス＝２０２４年９月１日（日曜）２歳、中京競馬場・芝１２００メートル］
＜栗東トレセン＞新潟千四の未勝利をレコード勝ちしたアーリントンロウ。今週の追い切りは軽めだったが、松下調教師は「先週しっかりやっているので疲れを残さないようにやりました。良かったですよ」と予定通りを強調。「馬っぷりの良さに見合った動きができるようになってきましたし、ジョッキーも“弾んでいた”と話していました」と上々の気配を伝えた。
今回と同舞台の初戦で上がり３３秒５という決め手を発揮したエイシンワンド。大久保調教師は「抜けてくる脚が速かったね」と前走を評価。「センスのいい走りだったし、重賞でどこまでやれるか楽しみ」と期待を寄せた。
小倉で新馬勝ちを決めたタマモティーカップ。高橋亮調教師は「今週の追い切りはいい動きだった。ピリピリしたところも出てきていないね」と心身の仕上がりの良さを語る。
距離を縮めた２戦目で勝ち上がりを決めたレイピア。柴田助手は「発馬が決まって余裕のある勝ち方ができた。放牧を挟んだけどここ目標に好仕上がり。坂も問題ない」と連勝を狙っている。
今夏の新潟で新馬戦５勝と席巻した森秀厩舎からはジャスパーディビネがエントリー。清水亮助手は「初戦がポテッと映る体形だったので中間は負荷をかけて調整してきた。だいぶスッキリしてきたね。前走が最後に詰め寄られる内容。６ハロン戦の方がレースはしやすそう」と手応えを打ち明けた。
＜美浦トレセン＞イレギュラーの中京開催ならレース史上初の関東馬Ｖという記録が達成されるかも。エンドレスサマーの上原佑調教師は「しまいは楽に動けていましたし、ジョッキーの感触も良さそうでしたね」と最終追いの動きに合格点をつける。その上で「左回りは心配していませんし、むしろ広いコースになるのはいいと思います」と舞台を歓迎した。
