年間王者争いに下克上の気配? C・モリカワ、X・シャウフェレがビッグスコアで浮上

AI要約

トータル17アンダーで単独2位に浮上したコリン・モリカワがスコッティ・シェフラーに4打差まで迫る。

ザンダー・シャウフェレもトータル16アンダーで3位に浮上し、シェフラーとの差を5打に広げる。

最終戦に向けて、モリカワとシャウフェレがそれぞれの戦略を練り、勝利を目指す。

年間王者争いに下克上の気配? C・モリカワ、X・シャウフェレがビッグスコアで浮上

<ツアー選手権 2日目◇30日◇イースト・レイクGC(ジョージア州)◇7490ヤード・パー71>

初の年間王者に向けてトップをひた走るスコッティ・シェフラー(米国)に近づいた。

シェフラーと7打差で第2ラウンドをスタートさせたコリン・モリカワ(米国)は「63」をマークし、トータル17アンダー・単独2位に浮上。トータル21アンダーのシェフラーに4打差まで迫った。

前半の3番パー4で3メートルを沈めて1つめのバーディ。6番パー5で2.5メートル、7番パー4で1メートル、1オンが狙える8番パー4はバンカーから60㎝につけて3連続バーディを奪った。後半も5つのバーディ(1ボギー)を奪取し、この日のベストスコアで伸ばした。

最終戦はハンディキャップ制が採用されている。年間ポイントランキング7位のモリカワは、トップを行くシェフラーと6打差のトータル4アンダーで初日を迎えた。2日目は同じ最終組でプレー。「きょうはひたすらいいショットを打って、いくつもパットを沈めることができた。スコッティがガンガンバーディを取るのをこれまで何度も目の当たりにしてきた。彼は本当にすごい選手。だから、僕もアクセルを踏み続けるしかない」と残り2日でさらなる追い上げを期した。

一方のザンダー・シャウフェレ(米国)も2日目に「64」をマーク、トータル16アンダー・3位につけた。ランキング2位で最終戦を迎えたシャウフェレはシェフラーと2打差の8アンダーでスタート。しかし、初日は「70」と振るわず、シェフラーとの差は5打に広がった。

「初日はパットがうまくいかなかった。きょうは絶対に伸ばさないといけないと危機感があった。伸ばせて良かった」とパッティングが冴えわたり、3番パー4で2メートル、4番パー4で5メートル、6番パー5では19メートルのバーディパットを沈めてみせた。雷で中断のあった終盤も17番で3メートルを沈めてパーセーブ。18番パー5も3.5メートルを沈めてバーディで締めくくった。

「最後の2つのパットは大きかった。あすへの勢いにつながる」と白い歯をこぼした。「あとはスコッティのプレー次第だ」。今大会では過去7回出場して、いずれもトップ10入り。大得意のコースで巻き返しを目指す。