世界ジュニアゴルフ、市原の小学3年生が連覇 日本と違う芝目読みは「夏休みの自由研究」で攻略

AI要約

市原市の小学3年、南愛美さん(8)が、米ノースカロライナ州パインハーストで行われたUSキッズゴルフ世界選手権の8歳女子の部で優勝。連覇を達成した南さんは練習の成果を活かして勝利を収めた。

南愛美さんは自由研究として芝を研究し、大会に臨んだ。試合中で自身の研究が実を結び、確実にカップに入れるプレーが功を奏した。

表彰式で英語でスピーチし、三連覇を目指す意気込みを見せた南愛美さんに、父親は今後もサポートを約束した。

世界ジュニアゴルフ、市原の小学3年生が連覇 日本と違う芝目読みは「夏休みの自由研究」で攻略

 市原市の小学3年、南愛美さん(8)が、米ノースカロライナ州パインハーストで今月1~3日に行われた世界最大のジュニアゴルフ大会「USキッズゴルフ世界選手権」の8歳女子の部に出場し、通算10アンダーの好スコアで優勝した。昨年の同大会で7歳以下の部を制したことから連覇を成し遂げた。南さんは千葉日報社の取材に「パターが難しかったが、芝目の研究をしたら大事な場面で入るようになった。連覇できてうれしい」と喜んだ。

 年に1度開かれる同大会。昨年の優勝により南さんは18歳までシード権を獲得している。前年の覇者として注目を浴びる中、出場した8歳女子の部は3日間9ホールマッチで行われ、世界トップレベルの選手に連覇を懸けて挑んだ。1日目を2アンダーの34、2日目を1イーグル4バーディー1ボギーの31で回り単独1位に。最終日は一時追いつかれたものの、3連続バーディーを決め、2位とは1打差で逃げ切った。

 練習ラウンドで日本と異なる芝に苦戦した南さんだったが、「夏休みの自由研究を兼ねて、楽しく芝を理解しよう」と気持ちを切り替え、試合前の1日を使いい、練習グリーンで何度も遊び感覚で打って転がしているうちに感覚をつかんだ。試合では研究の成果が実を結び、勝負所で確実にカップに沈めたことが勝利につながったという。父の勇大さん(39)は「自分のゴルフスタイルを貫くことができていた。精神的に強くなっている」と成長をたたえた。

 愛美さんは表彰式で英語でスピーチし「3連覇したい」と宣言。勇大さんは「今後も活躍できるようにサポートしていきたい」と語った。