ピン挿して“ストレスフリー” ささきしょうこ「プロアマ戦に感謝」

AI要約

前日のプロアマ戦で、ささきしょうこはピンを抜かずにパットすることで、良い結果を得た。

新しいパターを使用し、フェアウェイキープ率も高く、6バーディを含む5アンダーで首位発進した。

台風の影響で2日目の試合が心配される中、ささきしょうこの自信と前向きな姿勢が示された。

ピン挿して“ストレスフリー” ささきしょうこ「プロアマ戦に感謝」

◇国内女子◇ゴルフ5レディスプロゴルフトーナメント 初日(30日)◇GOLF5カントリーみずなみC(岐阜)◇6559yd(パー72)◇曇り時々雨(観衆1832人)

前日のプロアマ戦は土砂降りの中で行われた。厳しいコンディションだったが、ささきしょうこにとっては思いがけない発見があった。

グリーン上では普段ピンを抜いてパットしていたところ、「お客さんと回っていて、雨がすごかったのでピンを抜かずにやっていた。なんかよく入るから試合でやってみようと思った」という。

序盤こそピンを抜いていたが、前半3番で2mのバーディパットを外したことでピンを挿すことに決めた。すると、直後の4番(パー3)から2連続バーディ。2つ伸ばしてターンした後半は、13番から7m、4m、5mと立て続けに決めて3連続バーディを奪った。

「旗竿までのイメージが出しやすいのか、タッチが良くなった。プロアマに感謝ですね。重たいグリーンに対して“打たなきゃ”のストレスがなくプレーができた。イライラしながらのイメージでやるよりはいい」

また、これまではブレード型のパターだったが、今週からマレット型のテーラーメイド「TP トラス M4TC」パターを投入し、好スコアにつなげた。

フェアウェイキープ率86%(12/14)とドライバーも好調だ。6バーディ、1ボギーの「67」で回り、5アンダー首位発進で初日を終えた。

年間ポイントレースは現在56位。直近3試合連続で予選落ちだが、「成績を見ると調子が下がっているけど、ゴルフの内容的には下がったわけじゃない。何かこれが悪いって感じじゃなかったし、自分を信じきれていなかった。今の状態を信じてやり続けるしかない」と前を向く。

気になるのは、台風10号の影響による2日目のティオフの状況。「競技不成立だけはならないでほしい。試合があるかどうか不安。成立できることを祈っています」と心配そうな表情でロッカールームに引き上げた。(岐阜県瑞浪市/玉木充)