【阪神】岡田監督「06年なんか相当追い込んだからな、最後中日を」広島と4差も問題なし/一問一答

AI要約

阪神岡田監督は逆転Vへ自信を見せ、前回監督時の06年に優勝した中日を追い込んだ実体験を根拠に勢いに乗ることを強調。

村上や才木などの登録を調整する"ゆとりローテ作戦"でパフォーマンスを最大限に発揮する方針。

阪神06年の終盤の追い上げを振り返り、猛烈な追い上げで9月に2差まで迫るなどの猛追ぶりを示した。

 阪神岡田彰布監督(66)が逆転Vへ自信を見せた。首位広島と4ゲーム差の3位だが、前回監督時の06年に優勝した中日を終盤、最大9差を2差まで追い込んだ実体験が根拠。昨季はぶっちぎりでセ界を制したが、追う立場の方が「一番勢いに乗る、勢いがつく」とにんまりだ。村上を中10日で28日、火曜日の男だった才木を中8日で29日のDeNA戦に投入するなど、パフォーマンスを最大限に発揮させる“ゆとりローテ作戦”でまくり上げる。

 阪神岡田監督の一問一答は以下の通り

    ◇   ◇   ◇

 -台風も大丈夫そう

 なあ。できそうなんやなあ。

 -また考えないといけない

 いや、村上を登録せなあかんからなあ。野手1人おろさなあかんなあ。そこでなあ。村上登録せんでええかなと思っとったからな。

 -他の先発投手にゆとりができた

 みんな間隔空けられて行けるからな、才木も1回。まあ別に全然ゲームは大丈夫だけどな。登録だけやな、お前(笑い)。

 -この時期になると先発投手の登板間隔をつめるチームもあるが

 いやピッチャーおるからなやっぱり。だから、なあ。2枚になってもできるしな、もうちょっとしたら、(ブルペンに)先発もいれても行けるからな。

 -この時期は一戦必勝

 まあ、今は目の前の1つずつ勝っていくだけや。まだ計算はしてないよ。3つやって、甲子園帰ってな、おーん、そっからやろな。

 -去年は首位でリードしていく展開だったが、ここからは選手たちの違う強さを

 そらもうみんな分かってることやからなあ、どっちか言うたら相手の状況見ていかなあかんからな。こっちは試合数少ないからな。まあでも試合数多いから言うて有利でもないし、少ないから言うて不利でもないし、こんなん全然分からへんことやからな。

 -追われる側も経験している

 そらゲーム差よそら、追われる側言うても。追う側も経験してるからのう、06年なんか相当追い込んだからな、最後中日を。

 -追う者の強みは

 そら、追う方は1つずつ勝っていくことによって、勢いついていくしなあ。だから1つ1つの積み重ねやろ、追う方のほうがな。そんな計算しても、この3連戦を何勝何敗とか考えられへん。この1週間とか。でも、それは、なあ。1つずつ勝って行く積み重ねで、一番勢いに乗る、勢いがつく感じやもんなあ、やっぱりなあ。

 -才木は間隔を空けて、ここからリフレッシュしてという意味も

 いやいや、だから、ビーズリーにしてもなあ。あんまり間隔空きすぎてもあかんしなあ。別に抹消してないわけやから、10日以上空ける必要もないし。

 -少し最近疲れはあったが

 そら疲れはあるよ。

 -DeNA戦は右にいい打者が多く右をぶつけにいく

 広島と正反対やもんなあ、どっちか言うとな。そういう意味で3枚行けて、おーん。3枚とも未知数の2人が行ったからのう(笑い)。

 -前川は横浜に連れて行く

 今日、病院行っとるやろ、あれ撮ってるんちゃうか、その結果次第やろうなあ。良かったら入ってくるけどなあ。そら、まだや。まだ、あれや。左(打者)がおらんからなあ、おーん。

 -「胸椎黄色靱帯(じんたい)骨化切除術」を終えた湯浅は、今思えばあれが症状だったと

 なんかなあ、ボールが行けへんって、自分でそないしてやってる中で、それが影響しとったかも分からんけどなあ。本人しか分からん、本人も分からへんと思うよ、それは。

 -復帰している選手も

 そや、だから、(DeNA)三嶋とかなあ、福かなあ、中日の。そういうの聞いたからなあ。まあ半年、半年言うたかなあ。うまくいけばな、そのくらいで行けるみたい。

 -打線は作戦面もきっちりやっていくことを

 うん。近本が一番なあ、やっぱりヒットも出だしたし、すごいなあ、固め打ちあるから、塁出るからなあ。

 ◆阪神06年終盤の追い上げ 8月27日の時点で9ゲーム差あった首位中日との差を、9月に入り猛烈に追い上げた。月間17勝4敗、勝率8割1分は20試合以上の月では2リーグ分立後で球団2位の高勝率。安藤が4戦4勝、杉山も3勝0敗など、全17勝中14勝が先発陣についた。打線はスタメン定着した関本が打率3割5分7厘、浜中が3割4分2厘でけん引。9連勝も決めて9月29日に2差まで迫り、23試合で7ゲームも縮める猛追ぶりを見せた。10月の5勝2敗と合わせ、9月以降は22勝6敗、勝率7割8分6厘。最終的に中日に優勝を許したが、3・5差でシーズンを終えた。