フェルスタッペン予選2番手「0.356秒は予想以上の差。一度も快適に走れなかった」レッドブル/F1第15戦

AI要約

2024年F1オランダGPの予選で、マックス・フェルスタッペンが2番手、セルジオ・ペレスが5番手に入った。フェルスタッペンはトップ争いを展開するも、ポールポジションを逃し、2番手からのスタートとなった。ペレスはQ1での妨害により新品タイヤ1セットでQ3を戦う必要があり、5番手に終わった。

フェルスタッペンは競争力を高めるために全力を尽くし、フロントロウを獲得。マクラーレン勢の速さには及ばなかったが、レースでの強さをアピール。一方のペレスは問題解決しマシンを改善。5番手スタートながら上位との争いに期待を寄せている。

フェルスタッペンは走行ごとに苦戦しながらも、2番手スタートに満足。明日の展開を見据え、最大限のパフォーマンスを発揮する意向を示す。母国グランプリでのファンの前でベストを尽くすことを約束している。

フェルスタッペン予選2番手「0.356秒は予想以上の差。一度も快適に走れなかった」レッドブル/F1第15戦

 2024年F1オランダGPの予選で、レッドブルのマックス・フェルスタッペンは2番手、セルジオ・ペレスは5番手だった。

 Q3最初のアタックラップを終えた段階で、フェルスタッペンはマクラーレン勢に続く3番手。ラップ終盤、縁石に激しくヒットしたフェルスタッペンが、チームにフロアのチェックを依頼する場面もあった。

 フェルスタッペンは、最後のアタックラップでランド・ノリスの暫定ポールタイムを抜いてトップに立ったが、ノリスがその後、大幅にタイムを更新、フェルスタッペンを0.356秒も上回ってみせた。そのため、フェルスタッペンは母国グランプリを2番グリッドからスタートすることが決まった。

 ペレスはQ3を新品ソフトタイヤ1セットで戦わなければならなかったため、終盤にアタック、5番手となった。

■マックス・フェルスタッペン(オラクル・レッドブル・レーシング)

FP3 17番手(1分24秒360:インターミディエイトタイヤ/3周)

予選 2番手(Q1=7番手1分11秒393:ソフトタイヤ/Q2=7番手1分10秒811:ソフトタイヤ/Q3=2番手1分10秒029:ソフトタイヤ)※順位はアレクサンダー・アルボン(ウイリアムズ)のタイム除外後

 今日はポールポジション争いができなかった。マシンの競争力をできる限り高めるために全力を尽くしていく。

 フロントロウを確保することができてよかった。思っていたほどトップとの差は小さくなかったけれど、明日どうなるかを見てみる。このトラックは風が強いので、マシンバランスの最適化を目指していく。昨日の限られたロングランを分析し、明日のマシンの様子を見ていこう。

 これまで僕たちはレースでは強力だったので、それは明るい材料だ。タイヤのデグラデーションも影響するだろう。今夜どれぐらい雨が降るかを見て、明日の展開を見極める必要がある。

 純粋なペースの面でマクラーレン勢に勝つのは難しいだろうが、F1では何が起きてもおかしくないので、状況を見ていくよ。明日、母国の観客の前でベストを尽くし、どの位置まで行けるかだ。

(予選後にメディアに対して語り)快適に走れたと感じたことは一度もなかった。走行するたびに、ひとつかふたつのコーナーで、大量にタイムを失っているように感じた。Q3最初のラップは悪くはなかった。それでもう少しプッシュしようとしたら、すべてがきわどい感じになった。僕たちのマシンは風に対してとても敏感に反応するようだ。

 そのため、走行するたびに違うことをやっていた。毎回バランスが変わるから、とても苦労した。

 自分がポール争いをしているとは一度も感じなかった。だからフロントロウにつくことができてハッピーだ。

■セルジオ・ペレス(オラクル・レッドブル・レーシング)

FP3 20番手(ノータイム/2周)

予選 5番手(Q1=1番手1分11秒006:ソフトタイヤ/Q2=5番手1分10秒678:ソフトタイヤ/Q3=5番手1分10秒416:ソフトタイヤ)

 予選は順調だったけれど、Q1でルイス(・ハミルトン/メルセデス)から妨害されたことでラップが台無しになり、それが残りの予選に影響した。Q3を新品タイヤ1セットで戦わなければならなかったんだ。仕方がないことだし、僕たちにはペースがあるから、明日は強さを発揮できるだろう。

 プラクティスセッションで抱えていた問題のいくつかを解決し、マシンを改善することができたので、その点はよかった。

 今週末はコンディションが難しく、特に今日は風が強かった。手にしているデータを活用して、パフォーマンスを最大限に引き出すことが重要だ。

 全体的に見て、今日の5番手は堅実な結果だと思う。この位置から上位グループと戦うことができるだろう。明日の目標は、スタートで順位をいくつか上げて、良い結果を確保することだ。

[オートスポーツweb 2024年08月25日]