母国オランダで久々の勝利を狙うフェルスタッペン「地元でF1シーズン再開なんて素晴らしいね！」 苦境ペレスも復活目指す
F1は夏休み明けのオランダGPで再開。フェルスタッペンは優勝を狙う意気込み。
レッドブルはライバルに差を詰められ、以前の余裕はなくなった。
ペレスもシーズン後半に向けて結果を求められる状況。
F1は約1ヵ月の夏休みを終え、今週末オランダのザントフールト・サーキットでシーズンが再開する。レッドブルのマックス・フェルスタッペンは、この母国戦で再び優勝を狙うことを期待している。
レッドブルは今シーズンを、3連覇中のフェルスタッペンが圧勝する形でスタートさせたが、中盤戦以降はライバルチームがアップデートを成功させて力を付けてきたこともあり、以前のような余裕はなくなってしまった。
特にサマーブレイク前の数レースでレッドブルは勝てず、フェルスタッペンが最後に勝利したのは第10戦スペインGPまで遡らなくてはならない。
依然としてフェルスタッペンはランキング首位を維持しているが、サマーブレイク明けのオランダGP以降、どのような勢力図となるかは大きく注目を集めている。
フェルスタッペンはこの夏休みでリフレッシュし、母国戦でもある今回のレースに向けて再び優勝を争いたいと語った。
「夏休みに家族や友人とリラックスできる時間を過ごせて良かった。リフレッシュしたと感じられているし、シーズン後半戦に向けた準備はできている」
「僕のホームレースで再スタートを切れるなんて素晴らしいよ。いつも素晴らしい雰囲気があるし、ファンも信じられないほどで、僕にとっては特別なレースのひとつなんだ」
「短いストレートに小さくまとまった素晴らしいサーキットだ。このレースでさらに強くなってカムバックできたらと思っている。週末が楽しみだし、また優勝を争えるといいね」
またフェルスタッペンのチームメイトであるセルジオ・ペレスにとっても、後半戦は非常に重要となるだろう。成績の低迷からシートを失う可能性すら指摘されており、後半戦はより結果が求められるはずだ。
そのペレスは「今週末、またマシンに乗るのが楽しみだ」と語っている。
「この夏休みは、チームとそしてこのスポーツ全体にとってとても重要なモノだった。今はとてもレースが多くて、これまで以上に休む時間が必要とされているんだ」
「僕もメキシコで家族と過ごして、シーズン後半に向けて英気を養った」
「チーム全員が同じ気持ちだと思っている。今週はミルトンキーンズで皆と一緒に過ごしていたんだ。ザントフールトのガレージでは、僕らの無線の変化に気がつくんじゃないかな。レースエンジニアのヒュー（ヒュー・バード）にもうすぐ子供が生まれる予定なんだ。だからしばらく彼は自宅で過ごすことになっている。彼と家族へ幸運が訪れることを祈っているよ！」
「その間は僕のパフォーマンスエンジニアであるウッディ（リチャード・ウッド）が代役を務める。今後数週間でマシンから何を引き出せるかは分かっているし、2024年の後半戦で最大限のことができるよう、最善を尽くすよ」
