クロアチア代表、歴代ストライカーの系譜(2)巨人ながら…繊細なドリブルを持つ男。そのキャリアは?

AI要約

クロアチア代表は短い歴史ながら、1998年のフランス大会で3位入賞、2018年のロシア大会で準優勝を果たすなどワールドカップで活躍してきた。ここ20年で世代交代が進む中、様々なストライカーがチームを引っ張ってきた。

アレン・ボクシッチは身長187cmの大柄ながら、パワーとスピードに優れた選手であり、献身的なプレースタイルで知られる。しかし、ゴールを決めるだけでなく、ハードワークも厭わない一面も持っていた。

2002年の日韓ワールドカップでは、アレン・ボクシッチは全試合に出場するもゴールを奪うことができなかった。クロアチア代表通算成績は40試合出場10得点だった。

クロアチア代表、歴代ストライカーの系譜(2)巨人ながら…繊細なドリブルを持つ男。そのキャリアは?

 クロアチア代表は1991年の同国独立からと歴史は短いが、ワールドカップで目覚ましい躍進を見せてきた。初出場だった1998年フランス大会は3位、2018年ロシア大会では準優勝を果たし世界を驚かせた。この20年あまりで世代が移り変わってきた中で、どんな選手たちが前線を引っ張ってきたのだろうか。ワールドカップを起点に、クロアチア代表の歴代ストライカーたちの活躍を振り返る。

アレン・ボクシッチ

生年月日:1970年1月21日

個人成績(2002):3試合出場/0得点0アシスト

 マルセイユの一員としてチャンピオンズリーグ優勝に貢献した1992/93シーズンの直後にクロアチア代表デビューを飾り、以降はボバンらとともに中核を担った。しかし、1998年のフランスワールドカップは負傷により出場できず、母国にとって初の大舞台に立つチャンスを逃してしまう。

 身長187cmと大柄ながらパワーだけでなくスピードにも優れ、繊細なドリブルでも鳴らした。一方、ハードワークも厭わない献身的なプレースタイルで、実はキャリアを通じてゴールを決めまくっていたわけではない。クロアチア代表での通算成績は40試合出場10得点だった。

 自身初のワールドカップ出場となった2002年の日韓大会では、グループリーグ全試合に出場するも、ゴールは奪えず。最盛期はイタリアで過ごし、ラツィオとユベントスでセリエA優勝の経験もあるが、特にキャリア終盤は負傷にも悩まされて日韓ワールドカップの1年後にイングランドのミドルスブラで現役を引退することとなった。