ハミルトン、アフリカでのF1GP復活を「100%」支持

AI要約

フォーミュラワンで7度の年間優勝を誇るルイス・ハミルトンがアフリカ大陸でのGP開催を全面支持し、ステファノ・ドメニカーリCEOもルワンダ代表団との会談を予定。

アフリカ大陸でのF1レースは1993年以来行われていないが、ハミルトンは開催に前向きで、アフリカが搾取され続ける現状を指摘。

ハミルトンはルワンダや南アフリカとのコネクションを示し、難民キャンプでの経験を通じて難民の状況を語った。

【AFP=時事】フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)で通算7度の年間優勝を誇るルイス・ハミルトン(Lewis Hamilton)は22日、選手権の責任者がルワンダでのレース開催に向けて会談を予定している中で、アフリカ大陸でのGP開催を「100パーセント」支持すると表明した。

 F1のステファノ・ドメニカーリ(Stefano Domenicali)最高経営責任者(CEO)は来月、レース開催に「真剣な」提案を示しているルワンダ代表団との会合を予定している。

 アフリカ大陸では1993年の南アフリカGP(South African Grand Prix)を最後にF1レースは行われていない一方で、ドメニカーリ氏はF1の上層部としていくつかの要素を検討すべきだとしており、「われわれはアフリカに行きたいと思っている。だが、適切な投資と戦略的な計画が必要だ」とモータースポーツ専門サイトのMotorsport.comで述べた。

 一方、ハミルトンはGPの開催地にアフリカ大陸を含めることについて聞かれると、「あの大陸に行かない理由はないだろう?」と答え、アフリカでのレース開催に「100パーセント適切な時期だ」と語った。

「他の場所ではレースを追加しているのに、世界の他の地域から搾取されるばかりのアフリカを無視し続けるなんてあり得ない。アフリカには誰も何も与えていない」

「GPを開催すればあの場所がいかに素晴らしいかを証明し、観光やさまざまな物事をもたらすことができる」

 ハミルトンはまた、計画の裏で働きかけていること、そして「これまで訪れた中でもお気に入りの一つ」であると話すルワンダと、南アフリカの当局者と話したことも記者団に明かした。

 アフリカで夏休みを過ごし、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)とともに難民キャンプも訪れていたハミルトンは、そのときの光景を「まだ消化している」最中だといい、難民の窮状について「それを見たり経験したり、本当に苦しい状況にいる人たちと話したりしない限り、想像することはできない」と語った。【翻訳編集】 AFPBB News