「歴史塗り替えた」青森山田の監督にウイニングボール 夏の甲子園

AI要約

青森山田が滋賀学園を1-0で破り、春夏通じて初のベスト4入りを果たす。

主将の橋場公祐捕手が試合後、ウイニングボールを監督に手渡し、チームの歴史を祝う。

青森山田は7年ぶり12回目の出場で、過去の最高成績はベスト8だった。

「歴史塗り替えた」青森山田の監督にウイニングボール 夏の甲子園

 第106回全国高校野球選手権大会第12日の19日、青森山田が1―0で滋賀学園を破り、春夏通じて初のベスト4入りを果たした。主将の橋場公祐捕手(3年)が試合後、兜森崇朗監督にウイニングボールを手渡し、チームの歴史を塗り替える勝利を祝った。

 青森山田が初の準決勝進出を決めた直後、橋場主将が自ら歩み寄って兜森監督にウイニングボールをプレゼントした。

 試合後のインタビューで橋場主将は、「昨年秋の明治神宮大会も春のセンバツも経験させてもらったが、最後の夏こそチームの歴史を作るという思いがあった。ここで終わりじゃないですけど、歴史を塗り替えたということで監督さんに渡しました」とサプライズの理由を明かした。受け取った兜森監督は「珍しいなと思いました。あんまり、気を使うやつじゃないので何でかなと思った。最高ですね」と喜んだ。

 青森山田は7年ぶり12回目の出場で、春夏計15回目。甲子園での最高成績は、1999年夏の第81回大会と2024年春の第96回大会のベスト8だった。【長宗拓弥】