【甲子園】青森山田が初の4強進出 4回から登板のエース・関が粘り強い投球で魂の救援

AI要約

青森山田が滋賀学園を1-0で破り、春夏通じて初の4強進出を果たした。

佐藤隆樹の内野安打で先制点を挙げ、関浩一郎の救援で勝利をもぎ取った。

土田悠貴の好投に苦しめられるも粘り強い攻撃と投手陣で逆転に成功した。

【甲子園】青森山田が初の4強進出 4回から登板のエース・関が粘り強い投球で魂の救援

◆第106回全国高校野球選手権大会第12日目 ▽準々決勝 青森山田1―0滋賀学園(19日・甲子園)

 青森山田が滋賀学園との接戦を制し、春夏通じて初の4強を決めた。

 滋賀学園の先発・土田悠貴投手(2年)に6回まで1安打無得点と苦しめられた。6回には3者連続で三振を取られるなど攻略の糸口をつかめずにいた。

 しかし7回裏、先頭の佐藤隆樹外野手(2年)が内野安打で出塁すると、続く対馬陸翔外野手(3年)に犠打と原田純希一塁手(3年)の二ゴロで、2死三塁とする。次のの吉川が3球目の直球を捉えると、木製の乾いた音を乗せた打球は左前へ。今大会まだ無安打だった主軸の一打で、待望の先制点を入れた。

 投手陣は先発の下山大昂投手(2年)が3回で降板すると、4回からは最速152キロのエース・関浩一郎投手(3年)が登板する。関は毎回のようにピンチを背負うも、その都度シュート回転する直球とカットボールを効果的に組み合わせた投球で相手に得点を許さず。ピンチのたびにギアを一段階上げる魂の救援で勝利をもたらした。