わずか2安打で5失点 ソフトバンク終盤に手痛い2つのミス「あと1人まではいった」小久保監督は責めず

AI要約

ソフトバンクは8回にミスを重ね、ロッテに逆転を許す

ロッテはわずかな安打で2点を奪い勝利

カイケルが堅実な投球でソフトバンク打線を封じる

わずか2安打で5失点 ソフトバンク終盤に手痛い2つのミス「あと1人まではいった」小久保監督は責めず

 ◆ソフトバンク2―5ロッテ(17日、みずほペイペイドーム)

 ソフトバンクが手痛いミスをきっかけに崩れた。同点で迎えた8回。先頭の高部瑛斗のゴロを二塁手の牧原大成が取りこぼした。失策をきっかけにその後2死満塁のピンチとなると、藤井皓哉がポランコに走者一掃の勝ち越し二塁打を許した。悔しい敗戦も小久保裕紀監督は「あと1人まではいきましたけどね」と決してナインを責めることはなかった。

 同じ8回の守備では、1死一、二塁の場面で暴投から挟殺プレーとなったが、連係ミスもあり2者進塁の二、三塁へピンチが拡大した。ロッテがこの試合で放った安打はわずか2本。1イニングで二つのミスが黒星に直結した形だが、指揮官はこの場面についても「仕方ない。どっちにしても1点取られたらあれ(勝ち越し)なので」ときっぱり言い切った。

 相手先発は7月に加入し来日初登板となったカイケル。2015年に米大リーグのサイ・ヤング賞(最優秀投手賞)を獲得した実力者から、初回に柳町達、山川穂高の連続適時打で先制に成功した。2試合連続でアベックアーチを放っていた2人がこの日も1打席目から躍動したが、2回以降は低めに投球を集めるカイケルの丁寧な投球の前に安打を放てなかった。

 3位ロッテとの16日の初戦に勝利し、一気にたたみかけたかった一戦で小休止。小久保監督は「まあまあ、明日頑張ります」。2位日本ハムが敗れ、優勝マジックは一つ減った。黒星を引きずらず、真夏の9連戦最終戦を締めくくる。(鬼塚淳乃介)

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