【ロッテ】マウンド、球、投球練習…初ものづくしのカイケル5回2失点デビュー 最後は初福岡飯

AI要約

元サイ・ヤング賞左腕ダラス・カイケルがNPBデビューを果たし、初回の2点先制を受けながらも、2回以降は無安打投球を続けた。

カイケルは日本のマウンドや球にすぐに慣れ、NPBの球もしっかりアジャストした。初めての経験もあり、熱い応援に後押しされた。

カイケルの来日初登板にはロッテ吉井監督も緊張するサイ・ヤング賞投手の姿を見て感心し、2回以降は彼のピッチングをしっかりしてくれたと評価した。

【ロッテ】マウンド、球、投球練習…初ものづくしのカイケル5回2失点デビュー 最後は初福岡飯

<ソフトバンク2-5ロッテ>◇17日◇みずほペイペイドーム

 ロッテの助っ人外国人は日本のマウンド、球、ルーティンと“初”づくしだった。元サイ・ヤング賞左腕ダラス・カイケル投手(36=ブルワーズ)が73球を投げ、5回3安打2失点でNPBデビューを果たした。

 初回は長打2本を含む3連打を浴び2点を先制された。「ちょっと球がうわずって連打を浴びてしまった」と緊張もあったが、ベンチに戻るまでの間で捕手の田村とすぐに確認。2回以降は球を低めに集めることを意識し、無安打投球を続けた。マウンドにも「高いかなっていうのは他の選手から聞いていた。でも、アメリカでもこういう似た球場で投げてきた」とすぐに慣れ、NPB球も「しっかりとしたスピンがかかってしっかり動いた」とすぐにアジャストした。

 初めての経験は意外なところにもあった。「ツーアウトからベンチ前でキャッチボールができるのは初めて。不安ではないけれども、ちょっと心の中でどういう感じになるのかな」と少々戸惑いながら、マウンドに向かっていたことを明かした。左翼スタンドからの「ダラス!」と初めての大声援も「熱い応援で本当に後押しされた」と感謝した。来日して1週間。「今日はおいしい食事を福岡でいただいて、満喫しようと思います」。初の福岡飯で充実の1日を締めくくった。【星夏穂】

 ▼ロッテ吉井監督(カイケルの来日初登板に)「サイ・ヤング賞投手も緊張するんだなと。初回は球が高くてどうなるかと思ったけど、2回からはしっかり彼のピッチングをしてくれて良かった」