安打得点つながらず「嫌で嫌で」京都国際・小牧監督 夏の甲子園

AI要約

京都国際が西日本短大付を4―0で完封し、3年ぶりの準々決勝進出を果たした。

中崎投手が堅実なピッチングを見せ、チームの勝利に貢献した。

打線は16安打を放ったものの得点に結びつかず、指揮官は反省の弁を述べている。

安打得点つながらず「嫌で嫌で」京都国際・小牧監督 夏の甲子園

 第106回全国高校野球選手権大会は第11日の17日、阪神甲子園球場(兵庫県西宮市)で3回戦があり、京都国際が西日本短大付(福岡)を4―0で完封し、初出場で4強入りした第103回大会(2021年)以来、3年ぶりの準々決勝進出を決めた。京都国際・小牧憲継監督の試合後の主なコメントは次の通り。

 ◇京都国際・小牧憲継監督

 流れがいつ相手にいってもおかしくない展開で、中崎(琉生投手)が我慢して投げてくれた。前の試合で西村(一毅投手)が完封したので、自分も絶対にやってやるという雰囲気を登板前から醸し出していた。要所で打たれないところに投げ込めたのは成長です。

 最上級生としてのプライド、背番号1を背負うプライド、U18(18歳以下)日本代表候補のプライドを見せてくれた。昨年は大事な試合で中崎が投げて負けてきた中で、最後の夏は何が何でも勝たせてやろうという思いが投球につながった。前はピンチになったら焦っていたけど、自分の球を投げたら抑えられるという自信がついて大人になった。

 元々はそんなに打てるチームではない。(16安打を放ちながら4得点で)これだけ安打が出たのも初めてで、これだけ(得点につながらずに)かみ合わないのも初めて。僕としては嫌で嫌で仕方がなかった。得点に結びつけられなかったのは全部私の責任なので反省したい。甲子園で勝ちきることの難しさを、改めて学ばせてもらった。