京都国際が3年ぶり8強!エース左腕・中崎が聖地で2戦26Kの奪三振ショー!次戦は智辯学園と近畿対決へ!【24年・夏甲子園】

AI要約

京都国際が西日本短大附に勝利し、3年ぶりのベスト8進出。エースの中崎選手が143球の熱投で完封勝利を収めた。

中崎投手はキレのあるスライダーや変化球で要所で力強いピッチングを見せ、キャッチャーとの連携も功を奏した。

打線も4点をあげ、次戦は智辯学園との対戦が決まり、ベスト4進出を目指す。

京都国際が3年ぶり8強!エース左腕・中崎が聖地で2戦26Kの奪三振ショー!次戦は智辯学園と近畿対決へ!【24年・夏甲子園】

<第106回全国高校野球選権大会:京都国際4ー0西日本短大附>◇17日◇3回戦◇甲子園

 京都国際(京都)が粘る西日本短大附(福岡)に勝利し、3年ぶりのベスト8進出。指揮を執る小牧 憲継監督は「また選手に助けられました」と選手達を称えていた。

 投げてはエースの中崎 琉生投手(3年)が143球の熱投で完封勝ちを収める見事な投球だった。初戦では四死球0と持ち前の制球力を見せたものの、高めに浮いた球を痛打され12安打3失点を喫するなど課題も残した。それでもこの日は、序盤からキレのあるスライダーを低めに集め空振りを奪い、要所で球速以上に力強さを感じさせる投球が光った。「低く丁寧に投げることをモットーにしてきた中で、前回登板の修正を踏まえ、今日の好投に繋げることが出来た」と最後まで粘る西日本短大附に得点を与えなかった。

 さらにはこの日も変化球のキレがさえ、9回まで14個の三振を積み上げた。中崎は「キャッチャーの奥井(颯大捕手・3年)のリードに従っただけです。前日からデータも集めてくれて感謝しかないです。」と信頼を置く女房役との連携もあり、初戦の札幌日大戦と合わせて26奪三振と持ち味を発揮してベスト8に導いた。

 京都国際はここまで中崎に2回戦で完封勝利をあげた西村 一毅投手(2年)と両左腕の好投が続いている。中崎も「西村いるから全力投球が出来る」と話し、「先に完封されたので、初回から気持ちのこもった投球が出来たと思います」と互いに切磋琢磨しながら甲子園での躍動に繋げている。

 好投する左腕をこの日も打線が援護。4番の藤本 陽毅内野手(3年)の適時打などで4点をあげた。次戦は同じく近畿の智辯学園(奈良)と対戦が決まった。奇しくも21年に初の決勝進出をかけ戦い、1対3で敗れている相手。チーム最高成績でもあるベスト4進出へリベンジを果たせるのか注目だ。