移籍市場でリバプールに動きが少ないのはなぜ?英メディア指摘「間違った選手を獲得するぐらいなら…」

AI要約

リバプールは、今夏の移籍市場でスビメンディの獲得に失敗し、他の6番候補も模索中。

内部では選手を誤らず、解決策を模索中で、遠藤航にもチャンス?

今夏の補強が難しい状況で、リバプールのスカッドはどうなるか。

移籍市場でリバプールに動きが少ないのはなぜ?英メディア指摘「間違った選手を獲得するぐらいなら…」

 リバプールは、今夏の移籍市場で現在レアル・ソシエダに所属するスペイン代表MFマルティン・スビメンディの獲得に乗り出していたが、これが失敗に終わっている。この状況に対し、英メディア『Sky Sports』が現地時間14日に同クラブの移籍マーケットにおける立ち回りを分析した。

 同メディアはリバプール、並びにチームを率いるアルネ・スロット監督の今夏の目論みについて「破壊者やランナータイプの選手よりもボールをコントロールできる6番を好んでいるのは明らかで、それは『パスで相手を打倒する』という信条に基づいている」と述べた。その6番のイメージに合致する選手こそがラ・レアルのピボーテだったわけだが、その狙いは頓挫してしまった。

 スビメンディ以外にも6番候補として様々な名前が挙がっているが、『Sky Sports』によれば、リバプールの内部では「間違った選手を獲得するぐらいならば、誰も買わない方が良い」と常に主張されているという。

 したがって、スロット監督は現在、「内部的な解決策を検討している」ようだ。同メディアは同氏の考えとして、「ライアン・グラフェンベルフを中盤の底に配置し、アレクシス・マック・アリスターとドミニク・ソボスライをその前でプレーさせたいように見える」と見解を示した。なお、この並びについては「手が加えられる可能性もある」と示唆されている。

 チームの内部に解決策を見出すのなら、昨季アンカーのポジションで輝きを放った日本代表MF遠藤航にもチャンスはありそうだ。データサイト『FotMob』によると、遠藤の90分あたりのパス成功率は「88.4%」、正確なロングボール数は「1.47」だ。いずれもグラフェンベルフを上回っている。

 しかしその上で、『Sky Sports』は「リバプールが今夏に補強を行わない唯一のイングランドのトップチームになるとは想像しにくい」とも指摘する。プレミアリーグの移籍市場が閉まるまで、あと2週間ほど猶予がある。リバプールのスカッドは最終的にどのようなものになっているだろうか。