フル出場の遠藤航、地元紙からチーム最低評価「ボールロストが多すぎた」

AI要約

リヴァプールに所属する日本代表MF遠藤航がプレシーズンマッチで評価された。

遠藤はチーム最低評価を受け、一部疑問視される出場機会も示唆されている。

新監督の方針に適応し、信頼を勝ち取るべく遠藤は努力を続ける。

フル出場の遠藤航、地元紙からチーム最低評価「ボールロストが多すぎた」

 リヴァプールに所属する日本代表MF遠藤航に厳しい評価が与えられている。

 17日にプレミアリーグ第1節のイプスウィッチ戦を控えているリヴァプールは、11日にダブルヘッターで開幕前最後のプレシーズンマッチを開催。セビージャ(○4-1)と対戦した後、全く異なるメンバーでラス・パルマスと対決。スタメンには遠藤のほか、アンドリュー・ロバートソンやダルウィン・ヌニェス、コーディ・ガクポらが名を連ねたが、スコアレスドローに終わった。

 この試合にフル出場した遠藤だが、試合後に選手採点を発表した地元紙『リヴァプール・エコー』は途中出場した選手も含め、遠藤にはチーム最低評価となる「5」点をつけた。

 寸評では「最初の笛が鳴ったときから鋭いプレーは見せず、苦戦する場面もあった。ただ、いいパスでガクポのチャンスも作った。でも、タッチが重すぎて、ボールロストが多すぎた」と厳しい評価が下されている。

 なお、クラブ公式サイトでは今夏に就任したアルネ・スロット新監督が中盤の底の選手起用について言及。「それは出場可能な選手たちで起用しなければならないこともあった」と選手たちがまだ全員揃っていない状況の中でやりくりしていたことを認めつつ、開幕以降に誰を起用するかはすでに頭の中にあることも明かした。

「これまでは遠藤やライアン(・フラーフェンベルフ)を起用して、前の試合ではドミニク(・ソボスライ)も少し低い位置で起用したと思う。でも、今のところどの選手がそこに最適なのかについて私にはかなり良い考えがある。それでも、一部の選手とはまだ1週間しか練習していない」

「だから、これが最高の6番だと感じることがあっても、他の2人との組み合わせがそれほどうまくいかないかもしれない。今日プレーした選手が来週、再来週とプレーするわけではない。私たちは依然として誰がベストなのかを評価しているところで、今日見たから、来週も同じだというわけではない」

 開幕前最後の試合でのアピールは不発に終わった遠藤。昨シーズンよりも出場機会を減らす可能性も指摘されているが、果たしてスロット新監督の信頼を勝ち取ることはできるのだろうか。