花巻東にまた現れたスーパー1年生・古城大翔の全球フルスイングに”大先輩たちに並ぶ予感”【夏の甲子園ピカイチ選手・大会7日目】

AI要約

古城 大翔内野手(1年)が昨年8強に入った強豪チームで4番に座り、高い存在感を示した。

バットの軌道の完成度が高く、どんな球でもフルスイングで対応できる力を持っていた。

180センチ、94キロという体格もあり、将来の期待が寄せられる若手選手である。

花巻東にまた現れたスーパー1年生・古城大翔の全球フルスイングに”大先輩たちに並ぶ予感”【夏の甲子園ピカイチ選手・大会7日目】

昨年8強に入った強豪チームのなか、1年生ながら4番に座った古城 大翔内野手(1年)。前評判通りの存在感で、甲子園デビュー戦で2本の安打を放った。メジャーリーグで大活躍する、花巻東のOB大谷 翔平投手(ドジャース)、菊池 雄星投手(アストロズ)が高校時代につけていた背番号17を背負い、自分の力を存分に発揮した。

バットの軌道の完成度が高かった。1回の第1打席で左前安打を放つと、4回の第2打席で右中間への安打を放ってマルチ安打をマークした。第2打席ではバットを内から出して、逆方向への打球を飛ばした。ひっかけることなく、手前まで呼び込んでバットを出した結果だった。

どんな球でもフルスイングで対応していた。凡打しても当てるような打撃ではなく、自分のスイングをしっかりすることができていた。なかなか1年生では、できることではない。大きく成長する要素がつまっている。

体格も1年生とは思えない。180センチ、94キロ。ユニホーム姿もパンパンで、筋肉質な体つきをイメージさせた。昨年まで所属していた佐々木 麟太郎内野手(現・スタンフォード大)を、ちょっとシャープにして右打者となったように見える。気のせいなのか? インパクトの時の力の入れ具合など、佐々木に似ていた。

初めての甲子園は4打数2安打。併殺打、見逃し三振も喫して初戦敗退となるなど、良くも悪くも大きな経験をした。

「チームを引っ張れる存在となるように。高校通算本塁打のこだわりはなく、チームが勝たせられる選手になっていきたい」。

日本ハム、巨人で活躍し、巨人3軍打撃コーチの古城 茂幸氏の次男。元プロ野球選手の血を引き継ぐサラブレッドが、これからの甲子園の「主役」になることができるだろうか。

佐々木が卒業したと思ったら、花巻東にまたもビッグな逸材が出てきた。