春8強の青森山田が快勝スタート!佐藤洸が1発、関は104球完投でセンバツから成長をアピール【24年・夏甲子園】

AI要約

青森山田が長野日大を9-1で圧倒し、初戦突破

橋場と蝦名の活躍で得点を重ね、青森山田がリードを広げる

関の力強い投球で完投勝利、チームの成長を見せる

春8強の青森山田が快勝スタート!佐藤洸が1発、関は104球完投でセンバツから成長をアピール【24年・夏甲子園】

<第106回全国高校野球選手権大会:青森山田9ー1長野日大>◇13日◇2回戦◇甲子園

 センバツ8強の青森山田(青森)が、長野日大(長野)を投打に圧倒し、前回出場の2017年に続き、初戦を突破した。

 長野日大の変則左腕、山田 羽琉投手(3年)に2回までは無得点だったが、2巡目となった3回から一変する。敵失、四球などで得た2死満塁から、橋場 公祐捕手(3年)が右前へ2点適時打を放って2点を先制すると、続く蝦名 翔人内野手(2年)が左越えの2点適時二塁打を放って4対0とした。

 蝦名は「感謝の気持ちを持って打席に入ることで、堂々と打つことができた。技術的にはヒッチする癖があったので、それを直した」と会心の当たりを振り返った。

 4回にはチームを勢いづける一打が生まれた。1番の佐藤 洸史郎外野手(2年)が左越えへ大会第2号となるソロ。「打ったのは高めのストレートです。気持ち的にだいぶ強くなったこと、そしてスイング軌道なども見直して打つことができるようになった」。この1発でチームとして完全にペースを握ると、7回には3連打などで4点を追加して勝負を決めた。

 先発の関 浩一郎投手(3年)はテンポよく、力強い速球をコーナーに投げ分けて完投勝利。センバツからの成長を見せつけた。試合後、関は「ファーストストライクを取ることを意識した。猛暑ですし、球数を少なく投げることは、チームにもリズムを与える。球数を少なくできたので、完投できたことは嬉しい」と、104球8安打1失点完投に胸を張った。