ロス五輪、交通やスポンサー課題 選手村は「問題ない」

AI要約

米ロサンゼルスは、次回夏季五輪の準備において公共交通機関の発達やスポンサー企業の集まりが課題となっている。

交通渋滞の多いロサンゼルスでの大会期間中の移動対策や予算不足の課題に加え、選手村の運営に関しても問題が浮上している。

ただ、選手村については関係者が問題ないとの自信を示し、数千人の学生が寮生活を送っているロサンゼルス校での運営例を引き合いに出している。

ロス五輪、交通やスポンサー課題 選手村は「問題ない」

 【ロサンゼルス共同】4年後に次回夏季五輪を開く米ロサンゼルスは、パリほど公共交通機関が発達しておらず、観客らのスムーズな移動の実現が課題となる。スポンサー企業の集まりもまだ不十分だと指摘される。一方、パリ五輪で批判も出た選手村の運営について関係者は「問題ない」と自信を見せている。

 米メディアはパリ大会について、公共交通機関で各競技会場に着くことができ「アクセスの良さが称賛された」と伝えた。交通渋滞の多さで知られるロサンゼルス。バス市長は大会期間中の渋滞緩和のため、全米からバス3千台を借り上げて公共交通機関だけが競技場にアクセスできるようにし、企業にはリモートワークを促す考えだ。

 地元紙によると7月時点で、企業からの供出を想定する大会予算のうち約1400億円が不足している。

 パリでは選手村に当初エアコンがなく不満が広がり、食事の味や量に批判も出た。関係者は、選手村を置くカリフォルニア大ロサンゼルス校では数千人の学生が寮生活を送っていると指摘。食事提供など万全の態勢で迎えられると強調した。