ロス五輪で“ドリームチーム”結成は? 米待望論、浮上した「36歳ジャッジ」の選出

AI要約

2028年ロサンゼルス五輪への期待が高まる中、野球が復活する予定。米メディアではMLB選手の参加が見込まれ、将来の代表選手を予想する記事が掲載された。

記事では、ボビー・ウィットJr.やガナー・ヘンダーソンなどの進化著しい若手選手が代表入りの候補として挙げられる一方、アーロン・ジャッジやブライス・ハーパーといったスター選手も選出されており、注目を集めている。

メジャーリーガーの五輪参加が認められることで、2028年の米野球代表がどのような顔ぶれになるのか、ファンの間で期待と興奮が高まっている。

ロス五輪で“ドリームチーム”結成は? 米待望論、浮上した「36歳ジャッジ」の選出

 世界的に大盛り上がりを見せたパリオリンピックの競技が11日(日本時間12日)に終了。閉会式では2028年開催のロス五輪へのバトンが繋がれ、早くも4年後に熱視線が送られている。ロス五輪では東京大会以来に野球が復活。米メディアでは“ドリームチーム”結成へ、早くも浮足立っている。

 米メディア「CBSスポーツ」は11日(同12日)、「2028年五輪での米野球代表ロースターを予想:MLB選手がロサンゼルスでプレーできたらどんなチームになるか」と題した記事を寄稿した。記事では「MLBが初めて五輪に選手の参加を許可すると思われる」として、ロブ・マンフレッド・コミッショナーらが参加に向けて柔軟な姿勢を取っていること、フィリーズのブライス・ハーパー内野手やヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手らが参加に前向きなコメントを行っていることを理由に挙げた。

 では、スター選手の参加が可能だとして誰が選ばれるのだろうか。同紙は気が早いとしながらも“2028年米代表”を選出した。遊撃には今季のア・リーグMVP候補に上がっているロイヤルズのボビー・ウィットJr.内野手(2028年に28歳、以下同)、三塁には進境著しいオリオールズのガナー・ヘンダーソン内野手(27歳)、同じくオリオールズの2022年全体1位指名でプロ入りしたジャクソン・ホリデイ内野手(24歳)も名前にあがった。他の選手も資質や、20台中盤~後半と脂の乗っている選手が入ったが、“驚き”の選出もあった。

「CBSスポーツ」は外野に36歳のジャッジを、DHに35歳のハーパーを選んだ。いわく「(ジャッジは)野球の基準では少し年寄りになっているが球界最高のHRバッターはそのスターとしての力と五輪でプレーしたい熱意から選んだ」。30歳を過ぎても衰える気配のないことから「五輪がLAにやってくる時期になっても彼は力があることに賭ける」とした。ハーパーに関しては「やや“名誉職”としての選出」とした上で「ハーパーやジャッジのようなかなり大きな存在がチームに加わることを熱望していると言えば“参加への勢い”が生まれ、他のビッグネームもチームに加わる」と、“ハーパー効果”に期待した。

 NBAのスーパースターが揃った“ドリームチーム”の米国男子バスケ代表は、見事に大会5連覇の偉業を達成した。シーズンオフとはいえ、超大物が揃い、中でも39歳のレブロン・ジェームズと36歳のステファン・カリーが躍動。ジャッジとハーパーは果たしてベテランの域に突入しても、彼らのように母国を優勝に導くのか。まずは、メジャーリーガーの参加が認められることに期待する声は大きい。