アトレティコ、直前までギャラガー獲得を中止しようとしていた?ゲラ移籍交渉のバレンシアSDが語る

AI要約

アトレティコ・マドリーがイングランド代表MFコナー・ギャラガーの獲得交渉に成功したが、同時にバレンシアのMFハビ・ゲラの獲得交渉は中止になったと報じられている。

バレンシアのSDは、両者の移籍がつながっていることを知らされず、自らのクラブを守るため取引を中止したと述べている。

アトレティコとギャラガーは契約に向けて進行中であり、取引がキャンセルされる可能性も模索されていると報じられている。

アトレティコ、直前までギャラガー獲得を中止しようとしていた?ゲラ移籍交渉のバレンシアSDが語る

アトレティコ・マドリーのイングランド代表MFコナー・ギャラガーの獲得交渉について、バレンシアのSD(スポーツダイレクター)がコメントしている。

ギャラガーの移籍に関し、先日4200万ユーロ(約67億円)でチェルシーと合意に至ったことが伝えられたアトレティコ。イングランド代表MFはすでにスペインへと到着しており、これからメディカルチェックと正式なサインを行うことが複数メディアで報じられている。

しかしギャラガーの交渉と並行して、バレンシアMFハビ・ゲラの獲得を進めていることも伝えられていた。『The Athletic』によると、アトレティコは移籍金2500万ユーロ(約40億円)+ボーナス、15%の再売却条項でクラブ間合意に達したと指摘。しかしバレンシア側が移籍期限を設定、条件を満たさなければ中止すると伝えたため、取引は破談になったという。

そしてバレンシアのミゲル・アンヘル・コロナSDは、同メディアに対して「両者(ゲラとギャラガー)の移籍がつながっているなんて、何も知らされていなかった」としつつ、以下のように続けている。

「日曜日にクラブ間で合意が成立した。それはバレンシア会長とアトレティコ最大株主の間で成立したものだった。だが水曜日の朝、アトレティコの書類返却が遅れていた。だからアトレティコ側に現状や遅れの理由について問いただすと、その答えは『チェルシーとの交渉から手を引こうとしているが、成功しなければゲラの取引には進めない』というものだった」

「両者の取引が関連していることは、ゲラも含めてこの時に初めて知った。日曜~火曜までメールや電話、WhatsAppで絶え間なく条項に関して連絡を取り合っていたのに、この件は知らされていなかった。だから手を引いた。自分たちを守るためだった」

『The Athletic』はアトレティコが「ギャラガーの取引をキャンセルしようとしていたかは定かではない」としつつ、アトレティコ関係者が「ゲラの取引が中止になるまで、様々な選択肢を模索していた」と話したと伝えている。

なお、アトレティコとギャラガーは5年契約を結ぶ見込みであるようだ。