村竹ラシッド、日本勢初!男子110メートル障害で決勝進出 「世界の強豪相手に、全身全霊でぶつかって戦えるように頑張りたい」/陸上

AI要約

男子110メートル障害で村竹ラシッドが歴史的な快挙を達成し、決勝進出を果たした。

レース中にハードルに脚をぶつけるなど苦戦しながらも、13秒26で決勝に進出した村竹。

決勝進出に喜びつつも、日本勢初のメダル獲得に向けて全力で闘いを挑む姿勢を示している。

村竹ラシッド、日本勢初!男子110メートル障害で決勝進出 「世界の強豪相手に、全身全霊でぶつかって戦えるように頑張りたい」/陸上

パリ五輪第14日・陸上(日本時間8日、フランス競技場)男子110メートル障害準決勝で、村竹ラシッド(22)=JAL=が13秒26(追い風0・1メートル)が組4着。タイムで拾われ、同種目では日本勢初の決勝に進出した。泉谷駿介(24)=住友電工=は、全体9位で敗退した。

トラック脇でレースを見つめていた村竹に吉報が届いた。男子110メートル障害で日本勢初の決勝進出。歴史的な快挙達成にも、「とりあえず首の皮1枚つながった感じ。自分の悪いところがふんだんに出ました」と反省が口をついた。

準決勝1組は世界王者のホロウェー(米国)や東京五輪金メダルのパーチメント(ジャマイカ)ら強豪揃いだった。

スタートで一歩出遅れ、3台目でハードルに脚をぶつけて、加速できず。後半もハードルに脚をぶつける場面が多く、「あふれ出る闘争心を抑えられなくて。満足いく内容じゃなかった」という。そんなレースでも13秒26をマークし、頂点を争う8人に滑り込んだ。

後続のタイムを待つ間は、「生きた心地がしなかった」。一瞬の安堵(あんど)とともに、決勝に向けての闘争心が再び湧いた。

「世界の強豪相手に、全身全霊でぶつかって戦えるように頑張りたい」。目指すは、日本勢初のメダル獲得。パリで、歴史を動かす。