夏の頂点に立つのは…?今大会の甲子園優勝候補(3)下馬評では“投打No.1クラス”か

AI要約

青森山田(青森)は投打で充実した戦力を持ち、甲子園出場を果たした注目校の一つである。

春夏ともに2017年以降は甲子園から遠ざかっていたが、昨秋から勢いに乗り、連続で甲子園出場を決めた。

エースの関浩一郎や櫻田朔など優れた投手陣と、原田純希や吉川勇大などのタレント揃いの打線が特徴的である。

夏の頂点に立つのは…?今大会の甲子園優勝候補(3)下馬評では“投打No.1クラス”か

 第106回全国高等学校野球選手権大会が、8月7日に開幕を迎えた。今年も地方大会を勝ち抜いた全国47都道府県の49代表校(北海道・東京は2校)が深紅の大優勝旗を目指し、熱戦を繰り広げる。今回、全国制覇の筆頭に挙げられる優勝候補6校を、注目選手ともに紹介したい。

 投打で充実した戦力を誇り、前評判が高いのが青森山田(青森)だ。

 春夏ともに2017年以降は甲子園から遠ざかっていたが、昨秋は青森健大会、東北大会を制覇。久しぶりの出場となった今春のセンバツ甲子園では、初戦で京都国際(京都)、2回戦で広陵(広島)を破り、8強入りを果たした。

 今夏の青森県大会も順当に勝ち進み、準々決勝では同じくセンバツ甲子園に出場した八戸学院光星を相手に6対1で快勝。勢いのままに準決勝・八戸工大一戦で5回コールド勝ちをおさめると、決勝戦は弘前学院聖愛に先制を許すも、集中打で逆転勝ち。盤石な戦いぶりを見せ、春夏連続での甲子園出場を決めた。

 この夏に自己最速の152キロを計測したエース・関浩一郎に加え、昨秋の東北大会決勝戦でノーヒットノーランを記録した櫻田朔など、好投手が複数控える。

 打線も準々決勝で2打席連続本塁打を放った4番・原田純希を中心に、高校日本代表候補に選出された吉川勇大などタレントが揃う。青森県勢初の甲子園優勝に大きな期待がかかる。