内藤哲也が王者の底力で海野翔太に逆転勝利！新世代へ向け檄「自分の力で勝ち取ってみろよ」

新日本プロレスは8月6日(火)、東京・後楽園ホールにて『G1 CLIMAX 34』第11戦を開催した。

『G1 CLIMAX 34』

日時：2024年8月6日 (火) 17:30開場18:30開始

会場：東京・後楽園ホール

観衆：1,503人（札止め）

セミファイナル（第8試合）では『G1 CLIMAX 34』Aブロック公式戦が行われ、海野翔太（3勝3敗）と内藤哲也（3勝3敗）が対戦。

ともに3勝3敗で迎えたこのAブロック公式戦では、前回の対戦で敗北を喫した海野が、若き力を示すべく再挑戦。

しかし、内藤もまた、IWGP世界ヘビー級王者としての誇りを懸けて、2連敗からの立て直しを図っていた。

試合開始と同時に、海野は内藤に素早い攻撃を仕掛け、試合の主導権を握ろうと試みた。一方、内藤は持ち前の冷静さで、海野の攻撃をしっかりと受け止める。

内藤の得意技であるネックブリーカーを中心とした攻防が続く中、海野も負けじと反撃を繰り広げ、会場の熱気は最高潮に達した。

後半に差し掛かると、海野はエネルギッシュな動きで内藤を追い詰め、何度もピンフォールを試みたが、内藤の巧みなディフェンスに阻まれる。

最後は、内藤が海野の攻撃をかわし、逆転のコリエンド式首固めで勝利を収めた。

試合後、内藤は自信に満ちた笑顔で勝利を祝福し、海野は悔しさをにじませながらも、次への決意を新たにした。

内藤の経験と戦術が勝敗を分けたが、海野の奮闘も観客の心に響いた一戦となった。

＜試合結果＞

▼セミファイナル（第8試合） 30分1本勝負

『G1 CLIMAX 34』Aブロック公式戦

海野翔太 ×（3勝4敗＝6点）

vs

内藤哲也 〇（4勝3敗＝8点）

14分48秒 コリエンド式首固め

■試合後バックステージコメント

内藤「どう？（※と、IWGP世界ヘビーのベルトを床に置き、ヒザ立ちの状態から片手を床について）カンサードに見える？　カンサードに見えますか？　いや、俺はノー・カンサード。疲れてないよ。全く疲れてないね。『G1 CLIMAX』、長いシリーズのはずなのにね。ダメージは100段階で、今日の試合で6ぐらいかな。まだ94残ってるよ。

（※立ち上がって）今日もそう、一つ前の試合もそう。“新世代”と呼ばれている選手たちとの対戦、すごく楽しいよ。やり甲斐も感じるしね。でも、『新世代、早く出てきてくれ』、そういう木谷オーナーの望みもあるんでしょうが、出てこいって言われて簡単に出てこれるほどね、この新日本プロレス、そしてプロレス界は甘くないんだよ。

期待されるのは、注目されるのは大いに結構。でも、自分の力で勝ち取ってみろよ。この後も、“新世代”と呼ばれる選手たちとの戦いが続くわけでしょ？　カラム・ニューマン、そしてグレート・オーカーン。期待してもらえることはありがたいことだよ。でも、期待に甘んじることなく努力を続け、未来を切り開けよ。じゃないと、この新日本プロレスの未来、何もないよ。

じゃ、明日もここ後楽園ホールで、またお会いしましょう。俺の夏は、（※3つのカメラをそれぞれ覗き込みながら）まだまだ、まだまだ、まだまだ、終わらないぜ？　カブロン！」

海野「（※コメントスペースにやって来ると片ヒザをつき、床を手で2度叩いてから）ここでいい……ここでもいいんだ……そんな甘い考えのヤツがいるか？　一番じゃなきゃ意味ねぇんだよ。一番強く、一番この団体で顔にならないといけないんだ。どこで見られたっていい。何言われても構わない。必ず、（※再び床を2度叩いて）ここからテッペンに立って、内藤さんからあのベルトを獲るまで諦めない。何度でも立ち上がってやる。鼻で笑ってたヤツら、全員心からの笑顔にしてやるよ」

＜写真提供：新日本プロレス＞