【巨人】山崎伊織、6日首位広島戦で先陣「優勝するには上のチームを倒さないと」カード頭奪う

AI要約

巨人山崎伊織投手が首位攻防戦の先陣を切ることに意気込む。投手練習で調整し、気持ちを高める山崎投手。

山崎投手は前回の登板で敗れた苦い経験から学び、打者の狙いを敏感に察知しながら封じる意向を示す。

シーズン残り45試合で首位広島との熾烈な戦いが続く中、山崎投手はチームに勢いを与え、首位奪取を目指す。

 巨人山崎伊織投手(25)が首位攻防戦の先陣を切る。

 5日、川崎市のジャイアンツ球場での投手練習で調整。6日の首位広島戦に向け「負けられないと思う。気持ちはしっかりと持ってやろうと思います。やっぱり優勝するには上のチームを倒さないといけない」と気持ちを高めた。昨季、首位チームが相手の登板では3勝1敗、防御率1.28と好成績。6連勝中と勢いに乗るコイをたたく。

 前回登板の7月30日阪神戦は5回1失点ながら被安打9と苦しみ3敗目を喫した。変化球を捉えられ、リズムに乗れず、大粒の汗があふれ出た。カード頭を落とし、チームは3タテを食らった。「前は僕が5回で降りてしまった流れから相手に勢いを付けてしまったのもあると思う」と反省。「間合いであったり、投げる以外の部分も考えながら」と、打者の狙いを敏感に察知しながら封じていく。

 6日広島戦(東京ドーム)から9連戦。「前回みたいなことがないように、気合を入れて頑張りたい。最初に投げる投手は大事。僕からしっかりと水曜、木曜、金曜とつなげられるような投球がしたい」とカード頭を奪い、流れを作る。

 シーズン残り45試合。1ゲーム差で追う広島とは今季6勝5敗2分けと互角の戦いだが、本拠地では5勝1敗と大きく勝ち越す。7月は14勝6敗と8つの貯金を積み上げた。2勝2敗の8月。先陣を切る右腕が勢いを再加速させ、首位奪取とともに混戦を抜け出していく。【上田悠太】