巨人、4連敗で7月5日以来の3位転落 阿部監督、終盤の追い上げも実らず「あとはもう我慢しかない」

AI要約

巨人は首位広島との差を広げ、阪神にも抜かれて3位転落

阿部監督の指示に応えて追い上げるも勝ち切れず

試合後、指揮官は我慢しかないとコメント

巨人、4連敗で7月5日以来の3位転落 阿部監督、終盤の追い上げも実らず「あとはもう我慢しかない」

◇2日 巨人2―4ヤクルト(東京ドーム)

 巨人は終盤の追い上げも実らず4連敗。首位広島とのゲーム差は1に広がり、8連勝の阪神にも抜かれて、7月5日以来の3位転落となった。

 阪神に3連敗後「これで悔しいと思ってないやつは、野球やめた方がいい」とまで言い切った阿部監督の思いに応えるような反撃は見せた。3点を追う8回、1死から2者連続でフルカウントから四球をもぎ取ると丸の中前打で満塁に。続く吉川が山本の初球、高めに入った147キロ直球を中前にはじき返し、1点差に迫った。

 なおも1死一、二塁とチャンスが続いたが、ここまで打線を引っ張ってきたヘルナンデスが二ゴロ併殺打。直後の9回には4番手で登板したバルドナードが、失策絡みで痛恨の失点を喫した。投打ともに力は見せたが、勝負どころでかみあわず負の流れを断ち切れなかった。

 指揮官は試合後「あとはもう我慢しかないよ、こっちもね。こういうときもあるし、みんな何とかしようとしているのは分かるから。我慢だけですよ」。自らに言い聞かせるように会見場を後にした。再び上昇気流に乗るきっかけを、どうにかしてつかみたい。