【ボクシング】性別詐欺疑惑にバッハIOC会長が結論「彼女たちは女性」

AI要約

IOC会長がジェンダー問題に関する声明を発表し、性別詐称疑惑を否定

イマネ・ヘリフと林郁婷の性別確認が行われ、女性であることが確認される

国際ボクシング協会の問題についても言及し、IBAとの軋轢が明らかに

【ボクシング】性別詐欺疑惑にバッハIOC会長が結論「彼女たちは女性」

 国際オリンピック委員会(IOC)トーマス・バッハ会長(70)が4日、女子ボクシングで勃発したジェンダー問題に終止符を打った。性別詐称疑惑があった66キロ級に出場したイマネ・ヘリフ(26、アルジェリア)と57キロ級の林郁婷(28、リン・イクテイ、台湾)について声明文を出した。

 「彼女たちは女性として生まれ、女性として育てられ、女性のパスポートを持っており、数年間、女性ボクシング選手として競争してきた選手だ。これが“女性”に対する明確な定義だ。彼女たちが、女性であることは明確で、疑う余地がない」。

 2人は、女性が持たないXY染色体を持っており、国際ボクシング協会(IBA)は「資格なし」と公式見解を発表している。この見解に対し、バッハ会長は「我々が認めていない団体(IBA)が、オリンピックとIOCの名誉に傷を付けている」とコメントした。

 IBAは昨年、審判の偏った判定、財政難、八百長疑惑などが問題となり、IOCから事実上、退出されている状態だ。