「失意のどん底に突き落とされた...」英競泳選手が予選1位通過も“まさかの違反”で歓喜→絶望! 英紙は「あまり知られていないルールなんだ」【パリ五輪】
競泳男子200メートル背泳ぎ予選で、銅メダル獲得者のルーク・グリーンバンクが15メートルライン違反で失格。
グリーンバンクは準決勝進出を確信し喜んだが、違反が発覚し落胆。
コンディションが良すぎて15メートルラインを越えたことに絶句し、悔しさを露わにした。
一瞬にして奈落の底に突き落とされた心境だっただろう。
現地7月31日に行なわれたパリ五輪・競泳男子の200メートル背泳ぎ予選で、ハプニングが起きた。東京五輪で同種目の銅メダルに輝いたルーク・グリーンバンク(英国)が、予選4組で2位に1秒以上の差をつけてフィニッシュ。だが、英紙『Daily Mail』はその後の顛末を「準決勝進出を確実なものとして歓喜に沸いたのも束の間、彼は膝から崩れ落ちたのだ」と報じた。
いったい何があったのか。同紙は「レース終了後のビデオチェックによってグリーンバンクの違反が発覚した。1988年に国際水泳連盟が定めたもので、15メートルラインを超えたら身体は水中にあってはいけない。彼は(一般的には)あまり知られていないこのルールに抵触したのである」と説明し、「金メダルを十分狙えただけに、グリーンバンクは失意のどん底に突き落とされた」と続ける。
コンディションが良好すぎて超えてしまったのか。当の本人は「なんてことだ...。本当に悔しいよ。すごく調子が良いと感じていたから...」と絶句した。
同紙は「この15メートルルールは背泳ぎ、バタフライ、自由形の各種目に適用されるが、平泳ぎには適用されない」と補足している。
構成●THE DIGEST編集部