【バスケ】比江島慎「もっと主力を休ませられる活躍できていれば…」初先発で躍動も悔しさあらわ
AI要約
日本はフランスに敗れ、五輪での勝利はならなかった。
比江島選手が活躍し、延長戦までもつれた死闘を繰り広げた。
主力選手の休養が足りなかったとして、勝利を逃した反省を述べた。
＜パリオリンピック（五輪）：バスケットボール・日本90－94フランス＞◇30日（日本時間31日）◇男子1次リーグB組◇ピエール・モロワ競技場
世界ランク26位の日本が、同9位のフランスから金星目前で敗れた。第4クオーター（Q）の残り16秒の時点では84－80と4点リードしていたが、そこから追いつかれると、延長戦で力尽きた。1972年ミュンヘン五輪以来、52年ぶりの五輪勝利（76年モントリオール大会は不戦勝による1勝）はならなかった。
今大会初先発となった比江島慎（33）は7得点をマーク。延長戦の残り8秒となった場面では「もう時間がない」と4点差に迫る3点シュートを沈めた。手に汗握る死闘を演じ「僕らのバスケットを遂行できれば、世界で戦えることを証明できたと思う。あと1歩のところまで追い詰めた。これは成長している証（あかし）だと思う」とうなずいた。
ただ、勝ち切ることはできなかった。勝敗を分けた差を尋ねられると、しばし考え込んだ上で「僕らがもっと主力を休ませられるような活躍ができていれば。正直、主力が出ていた時は、僕らのほうが（フランスを）上回っていたと思う。そこに尽きると思っています」と言葉を振り絞った。
