延長までもつれる大激戦、日本代表の次戦相手が格上撃破の波乱も…五輪女子バスケ予選1戦目まとめ

AI要約

7月28日から同30日にかけて、パリ2024オリンピック女子バスケットボールの予選グループフェーズ第1戦が行われた。

各グループでは、スペイン、フランス、アメリカを含む強豪国が白星スタートを切り、個人最多得点は中国代表のリーユエルが記録した。

アメリカ代表は100点ゲームで圧勝し、ドイツ代表が波乱の勝利を収めた。各国の選手たちが活躍し、予選グループフェーズは盛り上がりを見せている。

延長までもつれる大激戦、日本代表の次戦相手が格上撃破の波乱も…五輪女子バスケ予選1戦目まとめ

 7月28日から同30日にかけて、パリ2024オリンピック女子バスケットボールの予選グループフェーズ第1戦が行われた。

 グループAは、スペイン代表(FIBAランキング4位)が第4クォーター終了間際に追いつき、オーバータイムの末、中国代表(同2位)に90-89で勝利。セルビア代表(同10位)もプエルトリコ代表(同11位)との接戦を制し、ヨーロッパ勢が白星スタートをきった。

 グループBは、開催国のフランス代表(同7位)がカナダ代表(同5位)に21点差で勝つ好発進。また、ナイジェリア代表(同12位)は格上のオーストラリア代表(同3位)を相手に75-62で金星を挙げた。なお、ナイジェリア代表が五輪で勝利したのは、2004年のアテネ大会で韓国代表に勝利して以来20年ぶり。予選グループフェーズでは記念すべき初勝利となった。

 グループCは、五輪8連覇を目指す“絶対女王”アメリカ代表(同1位)が100点ゲームで首位に立つ好スタート。アメリカに敗れた日本代表(同9位)は得失点差もあり、グループ最下位で第2戦を迎えることになった。もう1試合は、五輪初出場のドイツ代表(同19位)がヨーロッパ王者ベルギー代表(同6位)に勝利する波乱の展開に。勢いに乗るドイツ代表は8月1日の第2戦で日本代表と対戦する。

 予選グループフェーズ第1戦全6試合のなかで個人最多得点をマークしたのは、身長200センチを誇る中国代表のリーユエル。チームはスペイン代表に惜敗したものの、フリースロー12本を含む31得点15リバウンドと存在感を示した。

 また、スペイン代表を土壇場で救った3ポイントを含む25得点を挙げたレオノル・ロドリゲス、29得点8リバウンドのメガン・グスタフソンや、歴史的な白星を挙げたナイジェリア代表のエジンネ・カルーも19得点5アシストと、印象的な活躍を見せた。

 唯一の100点ゲームで勝利したアメリカ代表は、エイジャ・ウィルソンが24得点13リバウンド4アシスト4ブロック、ブリアナ・スチュワートが22得点8リバウンド3ブロックと、WNBAの最高峰に君臨するスタープレーヤーたちが前評判通り躍動。アップセットを果たしたドイツ代表は、先発出場したニアラ・ザバリー、サトウ・ザバリー、アレクシス・ペーターソン、レオニー・フィビヒが2桁得点をマークした。

 各グループ第1戦の試合結果と順位表、現時点での決勝トーナメント進出8チームは以下のとおり。