地方通算5106勝・岡部誠騎手、粗暴行為やハラスメントなど6件の不適切行為で8日間の騎乗停止処分

AI要約

愛知県競馬組合は、所属騎手の岡部誠騎手に騎乗停止と処分を下した。

岡部騎手は6つの不適切な行為を行い、競馬実施条例施行規則に違反した。

組合は今後ハラスメント対策を強化し、競馬関係者の安心な働き場を目指すとコメントした。

地方通算5106勝・岡部誠騎手、粗暴行為やハラスメントなど6件の不適切行為で8日間の騎乗停止処分

 愛知県競馬組合(名古屋競馬)は30日、所属騎手の岡部誠騎手(47)=藤ケ崎人=が同僚騎手への粗暴行為やハラスメントで、同組合の競馬実施条例施行規則に違反したため、8日間(8月6日~16日)の騎乗停止(東海地区の競馬実施日)などの処分を行った。

 同組合は関係者からの内部通報制度で聞き取り調査を実施。岡部騎手の2023年11月から24年5月の間に、6つの不適切な行為(騎手への粗暴な行為、騎手へのハラスメント行為、組合職員へのハラスメント行為、女性厩務員へのセクハラ行為、調教師へのハラスメント行為、騎手への迷惑行為)が認められたとして、合わせて8日間の騎乗停止と戒告、注意の処分を決定した。

 岡部騎手は地方競馬通算2万6783戦、5106勝を誇るトップジョッキーで、今年も182勝を挙げ、全国リーディング2位にランク。昨年まで5年連続、通算17回の名古屋リーディングに輝き、同競馬の歴代勝利数記録を更新する第一人者。過去には12年10月、騎手へのレース後の暴力行為で騎乗停止6日間の処分を受けている。

 同組合は「岡部騎手の粗暴な行為とハラスメントが確認され、非常に残念です。今後このような事が二度と発生しないように、なお一層しっかりとハラスメント対策に取り組み、すべての競馬関係者が安心して働くことのできる環境をつくっていきたい」とコメントした。