堀米雄斗、最終試技で劇的な逆転 「東京」に続き、五輪2連覇を達成

AI要約

堀米雄斗がパリ五輪スケートボード男子ストリートで圧巻の勝負強さを見せ、9点台の大技で逆転勝利を収める。

堀米は苦戦しつつも克服し、五輪代表に滑り込んだ経緯や喜びを瞳を閉じる姿が印象的。

窮地からの大逆転劇で表彰台への期待を超えた活躍を見せた堀米雄斗。

堀米雄斗、最終試技で劇的な逆転 「東京」に続き、五輪2連覇を達成

こんな結末がまっていようとは…。表彰台さえも危ぶまれる中で、パリ五輪スケートボード男子ストリートの堀米雄斗が圧巻の勝負強さを発揮して見せた。

暫定7位で迎えたベストトリックの最終試技。集中力を研ぎ澄ませて試技に入る-。そして見事に大技を成功させた。97・08点。驚異的な得点をたたき出し、一気に首位へ。次の瞬間、板を蹴り上げて絶叫する堀米。その姿には渾身のパフォーマンスを発揮し切れたという解放感が感じられた。ランでこそ4位と好位置につけたが、ベストトリックは2回目から3連続で失敗。まさに窮地の中からの大逆転劇だった。

3枠の日本代表争いでも苦戦したが、6月の五輪予選最終戦で優勝を果たして代表に滑り込んだ。どん底からの復活しての五輪2連覇とあって、表彰台の一番上で、喜びを噛みしめるように瞳を閉じる姿が印象的だった。