堀米雄斗、大逆転で2連覇 白井空良は4位/スケボー

AI要約

東京五輪金メダリストである堀米雄斗がパリ五輪男子ストリート決勝で大逆転の2連覇を果たし、白井空良は4位に終わった。

堀米はベストトリックで97・08点を叩き出し、自身の限界を超えた力強い滑りを見せた。

高校卒業後に米国で磨きをかけ、パリ五輪で勝負強さを発揮して観客を沸かせた堀米が偉業を達成した。

堀米雄斗、大逆転で2連覇 白井空良は4位/スケボー

パリ五輪第4日・スケートボード(日本時間30日、コンコルド広場)男子ストリート決勝が行われ、東京五輪金メダルの堀米雄斗(25)=三井住友DSアセットマネジメント=が大逆転で2連覇を達成した。白井空良(22)=ムラサキスポーツ=は4位だった。

前半のランを終えて堀米は4位。後半のベストトリックでは1本目に94・16点をマークしたものの、2、3、4本目で失敗。後がない5本目、この時点でトップに立つには96・99点が必要な状況で、レールを使った超高難度の技を決め、なんとこの決勝で最高の97・08点をたたき出した。

堀米は予選から貫禄の滑りを披露。ベストトリック1回目で、空中で270度回転して板の先端でレッジ(縁石)を滑る「ノーリー・バックサイド270ノーズスライド」に成功。「予選を通れたのはうれしいし、決勝で自分の限界を超えたい」と力強く話していた。

高校卒業後に拠点を本場・米国に移し、磨きをかけてきた堀米。初採用となった東京五輪で初代王者に輝いた。パリ五輪予選では苦しみ、一時は出場も危ぶまれたが、最後の最後で出場の切符を手に。そしてこの日も最後の1本で大逆転。コンコルド広場の特設会場に集まった観客をこれでもかと沸かせ、勝負強さを見せつけた。