セーヌ川「水質悪化」で公式練習中止 30日予定のトライアスロンでコースの一部に
セーヌ川の水質悪化により、パリオリンピックのトライアスロン競技の公式練習が続けて中止された。
水質検査の結果、雨の影響により練習を実施できるレベルに達していないことが明らかになった。
大会組織委員会は30日の競技開始までに水質が改善されるとの見込みを示している。
28日に続き、競技前日の29日もセーヌ川の水質悪化で公式練習が中止されました。
パリオリンピックのトライアスロンは30日に男子の競技が行われる予定で、パリを流れるセーヌ川がコースの一部になっています。
しかし大会組織委員会などは、28日に引き続き、競技前日の29日も公式練習の水泳のパートを中止し、ランと自転車のみ実施すると発表しました。
水質検査の結果、練習を実施できるレベルを満たさなかったためで、原因として26日から27日にかけて降り続いた雨をあげています。
組織委員会などは「30日の競技開始までに水質が基準値以下に回復すると確信している」と説明しています。